子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 温度は特に内湯が適温、塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
知床で日帰り温泉に入ろうと思って、まずは入浴料500円で入れる「ホテル知床」へ行ってみた。が、しかし入口は封鎖され、冬期休業中だった。
次に「北こぶし」という立派なホテルに行ってみようと思った。ここなら冬期も営業しているに違いない。が、しかし入浴料1,500円に躊躇した。じっくり1,500円分堪能する余裕があれば行ってもよかったが、今はさっと入ってさっと帰ろうと思っているところだし。
それで間をとって「夕陽のあたる家」に来てみた。ここは入浴料1,000円だ。いつもなら高いと思うところだが、1,500円の「北こぶし」を検討したばかりだからそれほど高くは感じない。錯覚なのはわかっているが。だってこの「夕陽のあたる家」、北こぶしの系列のホステルなのだ。
「夕陽のあたる家」は知床観光協会のサイトでは冬期休業となっていたが、行ってみたら営業していた。まったくもって「ホテル知床」の逆パターンだ。なお、冬期ずっと営業しているわけではなく、冬期はあくまでも流氷シーズンだけのようだ。
ゲストハウス的な宿だと思ってお風呂も期待しないで来たが、いやいやお洒落な館内、親切なフロントと思っていたよりずっといい感じ。
入ってすぐのリビングには外人がごろごろくつろいでいる。パブリックスペースにキッチンや洗濯機がある。使いやすそうな宿だ。
内湯はパノラマ風呂。一面ガラス窓で、外は流氷の海。これを見下ろす眺望。段差に座ればそのまま海か見えるっていうのがいい。
階段を降りて露天もある。こっちはむしろ立ち上がらないと海が見えない。浴槽に中に仁王立ちになれば見えるけどね。
渋めカラーの緑色っぽい濁り湯。においはほとんどなく、どちらかといえばなめらかな肌触り。
温度は露天風呂の方が気持ち熱め。内湯は適温だった。塩っぽいお湯でよく温まる。とにかく予想外の景色が嬉しい温泉だった。曇っていたが少しばかり日が差して、流氷の海を照らしていた。