子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆
子連れ家族のための温泉ポイント
初めて鶴居村に来たのは社会人になってすぐの頃だった。友人と3人でレンタカーを借りて湿原の近くを走って野生の丹頂鶴を見て、本当に鶴居村には鶴が居たと驚いた。
鶴居村温泉のあるホテルTAITOを訪ねたのは、釧路湿原の中にある達古武(たっこぶ)オートキャンプ場に家族で泊った次の日で、午前中に湿原でカヌーをして、午後には阿寒湖を経由して帯広方面に移動する途中だった。
ホテルTAITOはとても洒落た欧風の外観で、日帰り温泉など受け付けてくれるのだろうかと心配になるほどだ。
オーナーは地元の自然を撮り続けてきた写真家の和田正宏氏で、館内にはギャラリーもある。
温泉の方も非常に評判が高い。
紅茶色のモール泉で美人の湯と呼ばれる。
すべすべにゅるにゅるとした肌の感触は数日前に入った斜里グリーン温泉よりは少し弱いが、それでも飽きることなく指を滑らせてしまうほどには強い。指の間をにゅるりんととろみのあるお湯が潜り抜けていくような面白さ。
華やぎのある灯油のにおいにもくらくらきそう。
内湯と露天風呂とあって、特に露天風呂の方は目で見てわかるほどに天然の泡が沢山浮いている。
岩風呂の周りには白い椅子など置かれてリゾートホテル気分。
でも油断すると泉質のせいでつるっと足を滑らせそうになるので注意しないと。