子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★☆☆☆☆ 泉質はとても刺激的、気をつけて
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 片方の脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
久しぶりにやらかした。温泉レポートを1年分も溜め込んだら、こうしてまとめる前に施設がつぶれちゃった。たまにそういうことはあるけれど、こんな立派なホテルでも廃業が決まるの一瞬だね。
「忍冬(すいかずら)」に泊まったのは2019年2月。廃業したのは2019年11月。1年と保たなかったわけだ。今にして思えばなんだかちくはぐなところのあるホテルだった、やたらと高級そうに見えるところと安っぽく手の行き届かないところと。
例えばエントランスからロビーの辺り、こけおどしてきにやたらと立派なの。しかも薄暗くて。でもずらりと並べられた胡蝶蘭の鉢をよく見ると花びらが造花だったり。ああそうか、明るいとあらが目立つから暗いのかと思ったり。
レイトチェックインプランにしたんだけどその理由というのがやけに安かったから。実際1時間ぐらい早く着いちゃったけどロビーで待つのも許されなかった。レイトチェックインが安いのも人手が足りなかったからなんだろうね。
食事は温かいものを持ってくるというよりも先に準備されている感じだが、味付けは好みだった。
今にして思えばギリギリのところにいたんだなぁと。資金繰りに苦労していたんだろうな。
浴室は夜に男女入れ替え制だった。内湯には大きな浴槽が二つ。左側が源泉、右側が水道水を湧かした真湯。その他に岩の露天風呂あり。露天風呂は夜に入ったけど暗かったのと湯気がすごくてあまり視界が良くなかった。
お湯はごくわずかな濁りがあった。酸っぱいにおいはすぐ近くの「きたふくろう」のお湯よりマイルド。味はすごい。まず猛烈にしょっぱい。次に酸っぱさが襲ってくる。そして両方とも顔をしかめたくなるほどにひどい。
肌触りはキシつきは強くはないが溶けてぬるつくほどではない。刺激は強く、やはり他の川湯のお湯同様、入ってちょっと湯船から出るだけで肌がちりちりとする。だから最後はさすがに真湯に入って出た。
脱衣所に雪肌精。浴室のシャンプー類はツバキ、マシェリ、ポーラ。
朝風呂にはもう一つの浴室に行った。露天風呂も目隠しの隙間から雪が見えて開放感がある。お風呂に関して言えば、もうとにかく川湯のお湯は最高なので、廃業してしまったのは誠に残念だ。どこか買い取って再開というわけにはいかないのか。いや、川湯の温泉街自体がヤバいか…。