子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★☆☆☆ 泉質★★★★★ 温度は熱めだが加水浴槽あり
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッド代わりになるベンチあり
子連れ家族のための温泉ポイント
とにかくお湯が熱かった。共同浴場ではわりとあるけど、旅館のお湯がポリシーを持ってこんなに熱いところはなかなかない。
登別カルルス温泉の「山静館」は、夫が予約してくれたので前知識なく訪れた。玄関前には猫が多い。外観は綺麗。館内は親しみやすい。お料理も悪くなかった。
お風呂は男湯女湯それぞれ、内湯が浴槽二つ、露天風呂が一つ。で、内湯の浴槽は、片方が「高温湯 源泉100%」、もう片方が「低温湯 加水風呂 源泉95~90%、湧水5~10%」となっている。
実際の温度は高温湯が47度ほど、加水湯が43.7度ほどだった。ちなみに夫が熱い熱い言うので男湯も測ってもらったら48度だった。内湯は特に浴槽内から源泉を注入しているので冷めにくい。
露天風呂も「源泉100%」なのだが、こちらは外気温の影響も受けやすいので少し入りやすく、45.5度ほどだった。
もちろん加水風呂があるのだから困ることはない。43.7度でもどちらかというと熱めだが、だいたい誰でも入れる程度。
しかしやっぱり高温湯がこの宿の売り。熱いからこそ湯上りがすっきりとして良いという常連さんもいるそうで、熱さを楽しんでもらいたいよう。末端の血行が促進されて血の循環が良くなる。体のどこかを痛めた時は医者に掛かるのが先だが、治療を終えて医者が良いと言えばあとは当時の出番。うちの温泉でぜひ回復してほしいとのこと。
なお、加水風呂の加水も水道水ではない。飲める地下水なので天然もの。
お湯は無色透明。においは特にない。高温湯に入るとさすがに熱い。自分は47度までは入れるからそれほど苦労はしないが、それでも指先までじんじんと容赦なく血がめぐらされる気がする。
そして熱い内湯に入った後、露天風呂の岩に腰かけて涼むとまるで寒くない。完全に汗が引いた後の爽快感が素晴らしい。サウナ後のととのう感覚に近い。
湯上りは肌の上につるつる成分をコーティングしたような手触りになり、作務衣の着心地が良い。とてもサッパリすっきり。
宿泊したのでお部屋や食事も写真で紹介。