子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ 温度はぬるめ
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッドは無いがおむつ用ゴミ箱はあり
子連れ家族のための温泉ポイント
北海道の積丹半島に、シュワッとした温泉が湧いていて、猫好きな人には天国みたいな小さな宿がある。
名前が既に「ニャー助のホテルん」って思いっきり猫感を出している。だいたい「ホテルん」って何よ、「ん」ってw。
元々ここを経営していた人がいったん施設を閉めてしまって、数年間は廃業状態だった。外国人などの買い手が名乗り出ていたそうだが、所有者のお眼鏡にかなわず、縁あって今の経営者ご夫婦が購入。リニューアルオープンした。
けっこう休業日が多く、電話もつながらないことがあるそうで、行ってみて入れたのは行幸。なんせ積丹半島広いし、他にあまり温泉はないから。
さて玄関入ってすぐに右に猫ちゃんの部屋。自宅とつながっているそうで、4匹(2022年4月時点)の猫はそこに来たり来なかったり。この時も最初は無人ならぬ無猫状態だったが、すぐに青い目が印象的なモコちゃんが来てくれた(なおモコちゃんはこのあと一か月ほどで病気で死んでしまったそう。悲しい)。
館内の装飾はとにかく猫だらけ。ご主人も猫が大好きだが、奥様はさらに輪を掛けて猫を可愛がっているそう。
浴室は男女別の内湯のみ。湧出したパイプから男湯と女湯に分けているが、女湯の方が先に源泉が入るので、アワ付きも女湯の方が上かもしれないというお話。
正面に海が見える。床はお湯がさざ波のように掛け流されて明るい赤茶色に染まっている。湯舟は大小に仕切られ、仕切りの上の一部と中の穴で繋がっている。
そして小さい方の湯舟の壁に5つほどの丸穴があけられていて、そこから源泉が出てくる。だからお湯の流れは小さい浴槽から大きい浴槽への順番だ。
温度は39.1度ほど。ゆっくり入れるぬるめ温度。白いふわふわした大き目の湯の花が少し。
入っているとアワが立ち上ってくるが、どこから上ってくるのだろうと思ったら自分の肌からだった。肌についたアワだった。いつの間にか微細な泡に全身が包まれていた。においは金気臭だが、削りたての鮮度の良さというよりは少しなじんだにおい。
そしてぬるいのにすぐに汗が噴き出す。炭酸成分のせいかしら。そして湯上りは妙に肌が磯臭い。
帰る時にお見送りしてくれたのは雄のレオ君。ご主人曰く、ライオンのように凛々しいからレオと名付けたそう。凛々しいけど…やっぱり可愛い!