ニセコ温泉郷ニセコグランドホテル

子連れ家族のための温泉ポイント

ニセコ温泉郷ニセコグランドホテル体験レポート

2本の自家源泉を所有していて、「しっとり」と「すべすべ」2種の泉質があるというのが売り。別名「鉄鉱泉」と呼んでいる1号井がナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉ですべすべの湯、「ナトリウム泉」と呼んでいる3号井がナトリウム―塩化物泉で「しっとりの湯」と公式サイトにも書いてある。

がしかし、どうも両方とも実は「ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉」で同じ泉質名っぽい。でも、ということはつまり両方とも「しっとり」だし「すべすべ」だと思えばいいじゃん。えっ、ダメ？

もちろん源泉1本ごとに個性はあるから、色もにおいも肌触りもそれぞれ違うことは承知の上。

ニセコグランドホテルのレンタル湯あみ着

こちらのお宿は男女別の内湯、男女別の露天風呂のほかに混浴の露天風呂がある。それぞれの露天風呂から混浴の露天風呂に出られるようになっている。女性は混浴に行くなら湯あみ着必須。私は持参していたけど、お宿専用の湯あみ着をレンタルしなきゃいけないらしいので、100円でレンタルした。

なかなか可愛い湯あみ着よ。それにここの混浴は濁り湯だったので比較的気楽に入れる。

奥が1号井、手前が3号井のはず…

内湯は浴槽が4つあった。一番手前が小さめの岩風呂の水風呂、次が真ん中で2つに仕切られたほぼ透明な3号井の浴槽、そして一番端の緑っぽい濁り湯が1号井。水風呂みたいに冷たいところに入っているのも湯口など温泉っぽい。

右は水風呂のような冷たい浴槽、左は3号井

3号井は二槽に分かれている

いずれも金属臭がして出汁入りの淡い塩味。細かいアワ付きがあり、アワでふわりとした手触りが楽しめる。

内湯の1号井は濁り湯

そのあと露天風呂へ。ここには二つの浴槽があり、右が3号井、左が1号井。ここでは1号井の方がしっかりした渋い緑の濁り湯になっていて、内湯と似た金属臭。

女湯露天風呂、右が3号井、左が1号井

右の3号井は熱め。金属臭もあるけどゴム臭のようなものを強く感じた。何よりここの露天風呂は高台から見下ろす雰囲気で眺めがいい。女湯の露天風呂の方が眺望では上らしい。

1号井

3号井

最後に混浴の露天風呂。なかなか広い。景色が開けているのは女湯露天風呂だけど、ゆったり開放感があるのは混浴かもしれない。庭園風露天風呂だというけど、お風呂の中から石灯籠がにょっきり出ているのはちょっと笑う。ちなみに混浴の源泉は1号井と3号井のミックス。

混浴露天風呂

湯上りはつるつるさっぱり。案内してくれたルカオさんに、昔はもっとメタケイ酸が多かったらしいと聞いたけど、温泉は生き物だから徐々に成分が変わることはあるし、ここは今でも十分若返りの湯だと思う。