子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 露天はぬるめでベビーでもOK、泉質も特に刺激無し
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★★ 清潔で広い和室休憩室有り、脱衣所にベビーベッド完備
子連れ家族のための温泉ポイント
まっかり温泉は真狩村の村営日帰り温泉だ。
2000年にまだ小さかった子供たちを連れてルスツに滞在した時に何度かかよった。
小さい子を連れているときに親切だった施設は特に印象に残るもの。
その中でもまっかり温泉は今でもいい施設だったなとほっこりと思い出す。
あと近所にレストラン・マッカリーナというのがあったはず。
当時も高級レストランで子連れだし予算オーバーで無理と行かなかったが、その後洞爺湖サミットの時に、各国首相の奥様方が食事をしたとかでさらに有名になったらしい。
車は洞爺湖を半周し、洞爺温泉病院のある道から内陸に入り、230号線を北上。ちょうどルスツを通るルートだ。
道端にまだ若そうな一匹のキタキツネが座ってこっちを見ていた。
走っても走っても羊蹄山の大きさは変わらない気がした。
前方だったりカーブがあると右手に移動したりしたが、ずっと大きな存在感を保ってそこにある。
頂上にクリームみたいなふんわりとした雲を乗せている。
大きなアップダウンも無く、ゆるやかな丘があるぐらいで区画された畑の緑と、遠くの森林、地平線近くの山々。
美瑛みたいな有名な景色では無いかもしれないけど、本当に気持ちのよい眺め。
留寿都の村役場を過ぎてルスツリゾートの手前で左折。
道道を直進すると真狩村の中心地を過ぎて、畑以外何もなくなってきたところにまっかり温泉があった。丸太を活かした三角屋根のログハウス風デザインだ。
源泉温度が低めなので沸かしていると思うが、加水循環はせずほどよい熱さ。お湯は無色透明でほとんど臭いも無い。きしつく肌触りが少しあるかな。
さっぱりしてあまり温まらない気がするが、上がってみると後からほんのりと温まっているのがわかる。
何が凄いというわけではないのだが、じんわりと良い湯なのだ。
さっきから羊蹄山の山頂に掛かる雲が気になっている。不思議なことに雲が全然取れない。
風が無いわけじゃないんだ。山頂の雲はすぐに流されていくんだけれども、何故か常に新たな雲が掛かっている。
じっと見ていると山頂から飛ばされた雲は少し離れると散り散りになり空に溶け、一方山頂の方はまるでそこが雲の製造装置であるかのごとくその場で新たな雲を産み出している感じ。面白い。
13年前と変わらず露天風呂の眺めは素晴らしい。
湯船の向こうに座す緑の羊蹄山。
本当にここの露天風呂は羊蹄山を見るためにある。
遠くからでも足を運ぶ価値がある。
以下は2000年当時のまっかり温泉のレポート
真狩村、それは細川たかしの出身地(銅像もあります)。まあ、それはさておき、ここの温泉はお勧めです(滞在中、二度も行ってしまいました)。
何と言っても景色がよい。蝦夷富士こと羊蹄山が、ほとんど障害物無しに、ど~んと見えます(男湯に比べると、外から見えにくくしている分、 女湯の方が眺めは少々劣りますが、でも羊蹄山はしっかり見えます)。
レストランも昼食時だけでなく、午後は3時から4時の間を除いて営業していますから、ニセコ地区で昼食難民になっても、安心です (それは私たちだけか? でも、ニセコの山の中は、午後1時を過ぎるとお昼を食べるところが見つからないのよ)。
混雑時には休憩時間の1時間も 返上で営業してくれることもあります。
さらにこのレストランは、和室休憩室で食べてもOK。メニューはゲレ食並ですが、安くてボリュームがあって しかもなかなか美味しい。結構いけます。
そのうえ、この温泉の隣が「世界のユリ園」だったりするので、350円という信じられないお値段でゆり根の 天ぷらをたっぷり食べることができます。
平日と休日と二日、行きましたが、休日は混みます。行くなら平日が絶対お勧め。
二度目に行ったときは(中二日ほどあいていたのに)、何故かみんな私たちのことを覚えていた。「一昨日はご機嫌だったのに、今日は眠いの?」 なんて聞かれたりして。やはりベビー連れのよそ者は目立つのか??