子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★★ 温度は適温
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★★☆ 大浴場にベビーベッド・ベンチ無し
子連れ家族のための温泉ポイント
「紅葉音」と書いて「あかはね」と読む。ニセコの大湯沼の源泉を引く小洒落た旅館。館内のちょっとしたスポットが絵になる。女性受けがとても良さそう。
露天風呂付きのお部屋に泊まったので、部屋に居ながらにして何度でもお風呂に入れる。そしてここは温泉の泥による泥パックもできるのが特徴。なんとお部屋のお風呂にも洗面器に入れた泥が用意してあるのよ。もう最高。
部屋からも雪の壁の奥に大湯沼の湯けむりが不規則に上っているのが見える。源泉はそこから引いて、施設のコンクリ層に貯めると、その時底に泥が沈む。これをさらってお部屋や大浴場の露天風呂に置いてある。
泥の使い方は、塗った後乾かしても、すぐに流しても自由とのこと。肌に塗ってしばらくおいて、シャワーで流すとツルツルになる。ただし顔に塗る時は目に入らないように注意。手足に塗った場合は、シャワーで流さずそのまま湯舟に入ってもOK。もともとは混ざっていたものだし。入ると煙のように溶けていく。
しかしこの泥はヤバい。腕に塗って脇をしめて腕を前後に動かすと、脇の下の摩擦が全て消えてするるんするるんとするほどにヤバい。肌の引っ掛かりがまったく無くなる。
紅葉音のお風呂は基本的に非加水で、湯量調節のみで適温にしている。大浴場はスタッフがこまめにお湯の温度をチェックに来ていた。
お湯の印象は、灰色の白濁。沈めた手はすぐに見えなくなるほどの濁り。表面にアワや油膜のようなものが浮いていて、ドット状の白い膜が浮いていることもある。
少し酸っぱさを感じる腐ったゆで卵臭。いかにも硫化水素という感じ。飲むと薄いレモンティーぐらいの酸味。
ちなみに4月の北海道だったので、用意された泥はそれなりに冷えていた。上澄みの下にトロっとした状態で入っていて、粘り気はあまり無くサラサラ。ここに手を突っ込むとまず冷やっとして、顔に塗ると冷た~いと思う。その冷たい泥を塗って乾かしているととても寒いのが難点。
湯上りはツルツルするのに加えて、肌の明るさがワントーン上がったような気がする。つるつる具合はコーティングした上にパウダーをはたいたような感じ。本当に大湯沼の泥は凄すぎる。
ヤバい、読み返したら泥湯のことしか書いてないじゃん。ここは本当に素敵なお宿で、せっかく泊まったのでもう少し写真で紹介しとく。