子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッドなし
子連れ家族のための温泉ポイント
尾道と言えば昔は大林宣彦監督の尾道三部作ってイメージだったけど、今は猫の町?猫の細道って遊歩道があって、猫がいっぱい出没するの。
そんな尾道の商店街を駅からはるばる…本当にはるばる15分ほど歩くと着く「天然温泉 尾道みなと館」。確かに尾道駅から徒歩圏といえないことはないが、でも歩いてみると相当遠い。
遠いけど屋根付きアーケードだし、レトロな商店街はそれ自体が一種の観光地。1ブロックごとに商店街名が変わるので、いったいいくつの商店街を過ぎただろうと思ったころにようやく着く。
尾道に温泉のイメージはなかった。この「尾道みなと館」に温泉があると知っても、最近掘ったのかな?それともどっかから運んできているのかなと思ったほど。
でも違った。ここは敷地内から汲み上げる自家源泉で、全15室のちょっと洒落た、でもそんなに高くない現在のホテルを始めるより先に温泉があった。地域の銭湯の役割を果たしていたらしい。おそらくは温泉だったのは分析した結果で、もともとは地下水をくみ上げて沸かして銭湯営業していたとかそんなんじゃないかなとは思っているけど。
フロントや客室のある棟と温泉の棟は別棟で廊下で繋がっている。元々の銭湯に宿泊棟をくっつけたからこのような作りになっている。温泉の棟は1階が男湯で2階が女湯。だから2階は男子禁制。エレベーターにそう注意書きがあった。
もともと冷鉱泉なので加熱循環消毒はやむなし。お湯は無色透明で特にはっきりした特徴はないけれど、温泉の少ない尾道で天然温泉に入れるというだけで価値がある。
なお、浴室に備え付けのシャンプー類もあるが、別途充実したシャンプーバーもある。これは宿泊者は無料で、日帰り入浴の人は追加料金100円が必要。
その他、ホテルとしての「尾道みなと館」及び近くの無国籍レストラン「あん穏(あんのん)」での夕食プランなどに関しては、取材した記事をご覧ください ⇒【尾道観光】温泉に泊まって猫の細道と絶景を楽しむおすすめモデルコース