子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ 露天風呂の天然温泉は熱いかも
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
スーパー銭湯チェーンの湯楽の里には天然温泉の施設とそうでない施設とあり、「湯楽の里 ○○店」という名前の場合は温泉ではない場合がほとんどだが、ここは例外。ネーミングのルールが定まる前から営業していたかららしい。
というわけで、「湯楽の里 伊勢崎店」はれっきとした天然温泉。それどころか、「日本天然温泉審査機構」が6項目に満点評価したことが自慢だというから、スパ銭だと侮ってはいけない。なかなかどうしてしっかりとした温泉。
ただし、温泉を使っているのは露天風呂の岩風呂のみで、内湯など他のお風呂は井水を使用している。
そしてスパ銭だけに、お風呂の種類は充実。ジェットバス、高濃度炭酸泉、寝湯、サンゴライトの化粧水風呂などいろいろ(サンゴライト風呂は週末のみ)。
サウナも男女それぞれ2つある。といっても女湯のサウナはロウリュサウナはなくてハーブサウナと塩サウナなので、その辺はちょっと寂しい。(男湯はロウリュサウナとハーブサウナ)
お風呂全体についてはニフティ温泉の記事に詳しく書いたので(浴室の撮影もこの時の取材によるもの)、そちらを参考にしてもらうとして(「湯楽の里 伊勢崎店」は温泉もサウナも五つ星で大満足!)、ここでは温泉の印象を中心にレポートしたい。
天然温泉審査でオール5を取ったというだけあって、非加水非加温非循環のお湯(消毒だけはせざるを得ないよう)は、なかなかどうして熱い。岩風呂は上の湯と下の湯に分かれているが、上の湯は汲み上げた源泉をそのまま注いでいるので温度が下がりにくい。
取材日も朝は44度で、昼頃はもう少し熱くなった。日によっては45~46度の時もあるという。私は慣れているけど、人によっては熱すぎて入れないかも。
色は黄色っぽい。お風呂自体が温泉成分でつるんとコーティングされていて、底はさらにヒビが入るほどコーティングが分厚くなっている感じ。
湯口のお湯が流れる所は鉄分のせいかほぼ黒く染まって、それ以外はベージュか薄茶色のうわぐすりを掛けたみたいにつるんとしている。ところどころ析出物のつぶつぶもできている。
入ってすぐはそれほど滑らないと感じたが、サウナ後に戻ると少しすべすべ。においは揮発してくる淡い灯油のよう。湯口近くでは淡い硫化水素臭も嗅げる。
味は淡い塩味と、じゅわじゅわしないじゅわ味(なんて書いてもわからんよね)。鉄の味もするらしいが、それが収斂みになって刺激としてじゅわっと感じるのかな。湯上がりはつるつるになったよ。
しかし温泉大国群馬県でも伊勢崎市のあたりはかなり温泉が少ない。そんな中、スーパー銭湯なのにこれだけお湯にこだわった日帰り温泉があるのはありがたい。