子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ お湯はそれほど熱くない。泉質も特に問題なし。
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★ 脱衣所にベビーベッド代わりのベンチあり、貸切風呂あり
子連れ家族のための温泉ポイント
旧川原湯温泉がダムの底に沈んで、今は少し離れた高台に新しい温泉街ができている。その中でも山木館は、若いイケメン館主がTwitterで人気を博している。いや、でもここ、本当にいい宿なの。泊まったら満足度高いよ。
いい宿だけにちょっとお高め。でも客室は8室しかないし、このクオリティならむしろ安い方。奮発して泊まるなら他よりここ。そう言いたくなる。
さて、「山木館」に関しては取材してLINEトラベルjpに記事を書いたので、全体的な説明や部屋や食事に関してはそちらを読んでくれると嬉しい。
⇒私が旅行ガイドLINEトラベルjpに寄稿した山木館の記事 群馬・川原湯温泉「山木館」八ッ場ダム完成後の新天地に極上宿
ここでは温泉の感想と使い切れなかった写真を紹介していきたい。なお、現在の川原湯温泉の源泉に関しては、新源泉と旧源泉の混合。そしてガス成分を先に抜いて共同源泉を配湯しているので、ワイルドさやにおい成分はどうしても以前より弱いところがある。
お風呂は男女別の大浴場、それぞれの大浴場に併設された露天風呂、そして鍵をかけて使える貸切風呂がある。日帰り入浴を受けていない全8室の旅館としてはお風呂の規模が大きくて贅沢な作りだ。広い大浴場の独占率が高い!
内湯は加水掛け流し。露天風呂と貸切風呂は循環もしているという。
無色透明で黒や黄色の温泉成分が沈殿していることがあると入口に表示されていた。川原湯温泉は草津の仕上げ湯とか上がり湯とか呼ばれてきたが、刺激的なお湯の草津から移動してきてここに入ると、まさに包み込まれるような優しさを感じる。味は甘塩味。
加水加減もちょうど良くて、思わずふぁ~っと体の中に溜まっていた空気が口から抜けていく。まさに今求めていたのはコレって感じ。
肌触りはキシつく。湯の花は沈みやすく、粉のようなものが湯舟の底に。露天風呂の景色もいいよね。
貸切風呂は窓を開ければ半露天風呂のように使える。
翌朝入りに行くと、お湯の表面から沢水のようなにおいがして、湯口に近寄れば硫黄臭はっきり。そして湯口の下で一晩溜まった湯の花がパアッと舞い上がるのもこれまた楽しいよね。
気軽に山木館に泊まる予算はなかなか捻出できないけど、川原湯温泉にはまた行かないと。新しい川原湯温泉街と古い川原湯温泉の記憶が融合して、どんどん未来へ変化していくのを見に行きたい。