子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ 湯温は適温、泉質は長湯に注意
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッド有り、休憩室あり
子連れ家族のための温泉ポイント
[最初は2002年のレポートから。後半に2018年のレポートが入ります。使用している写真は全て2018年のものです。]
碓氷峠の近隣は、もう何でも「峠のナントカ」なのである。
手持ちのガイドブックもカーナビのソフトも古く、2001年にできたばかりのぴかぴかの施設、峠の湯はいまひとつ所在がはっきりしなかった。
まあ峠と言うからには、国道18号を行けば判るだろうと思ったが、何を間違ったか小根山森林公園に着いてしまった(まぬけな)。
峠の湯はここではない。18号線をもう少し軽井沢方面へ走ればすぐ判る(笑)。
入り口はめがね橋を意識しているのだが、その前の榛名湖旅行の時に行った碓氷峠鉄道文化むらの入り口も似たような感じだった。
入って吃驚。あまりにもゴージャスで綺麗。最近の日帰り温泉施設は綺麗なところが多いが、これまた群を抜いているかも。ロビーに土産物屋もあるのだが、その一角は昔懐かしい系の駄菓子コーナーになっていたりして、何だかこだわりを感じる(が、しかし、何故駄菓子?)。
浴室は二階。真新しい木の螺旋階段を上ると窓の広い明るいスペースがある。
女性用脱衣所にベビーベッドもしくはおむつ替えシートがあるのは、新しい日帰り施設ではもはや常識だが、ここは男性用脱衣所にもベビーベッドがある。
脱衣所のイスなども籐椅子で統一してあるんで、手を抜かずベビーベッドの柵も籐なのが洒落てる。
大浴場は碓井(和風)と霧積(洋風)とあり週毎に男女入れ替えるらしい。
和風の露天風呂は右の画像の通り。
洋風の露天風呂はひょうたん型で大理石調。わりと浅めで背の低い子供でも立てるのが嬉しい。大人も半寝そべり状態。アンニュイできます(笑)。
湯は少し緑がかって、少しにゅるっとくる感じ。露天風呂より内湯の方がにゅるにゅる度は高し。お子さまでも大丈夫。但し、滑らないように。
特筆すべきは休憩個室付き家族風呂があること。お値段も3時間3000円となかなかリーズナブル(前日午前中までに要予約)。
一応浴槽はヒノキだそうで、これはいろいろな使い方ができるんじゃ無かろうか。子供が小さすぎて温泉に入れられるか判らないとか、あまりの悪ガキで大騒ぎするので大浴場に連れていきたくないとか、三世代でゆっくり過ごしたいとか、どうですかね。
一階にレストランがあるが、二階に和室休憩室があり、この休憩室で食事もとれる。子連れにはありがたい配慮だ。
この施設は分煙化も徹底していて、隔離された喫煙室か外でしかスモーキングできない。
休憩室から見える裏妙義も絵になる。
敷地内には子供向け遊具(アスレチック、ローラーコースター)もあるし、近くには観光スポットも多いので、軽井沢や群馬方面の行き帰りに、上信越自動車道に乗る前に一風呂浴びるっていう使い方もいいかも。
天気が良ければ景色ももっと良さそう。施設の清潔度はパーフェクト。
隣りに宿泊コテージもあって、泊まりがけもOK。
2018年7月に取材で再訪。
2013年7月の火災で一度休館したが、2015年秋再開。
碓氷と霧積の2つのお風呂は週替わりで男女交代制。敷地内のコテージは素泊まりのみで、ここに泊まると峠の湯の入館が3時間まで無料になる(食事のみならノーカウント)。
お湯は透明度のある黄色。湯量の関係から加水加温循環。といってもちゃんと温泉らしさは残っている。
きしきしでもにゅるにゅるでもすべすべでもないしっとりと吸い付くような肌触り。お湯自体は適温だが、じわっと温まり、抜けない熱さがある。
眺めは内湯も露天も非常に良い。特に裏妙義が見える碓氷のお風呂は絶景。露天風呂の奥にジェットレスマッサージバスが三つあり、泡ではないタイプの圧注浴になっている。これ、足の裏に当たる部分が強めで歩き疲れた足によく効くわ。反対向きになって座っても良い。
なお、峠の湯の源泉は、霧積の湯側にある外資系のゴルフ場が所有している。昼はゴルフ場が使用し、夜間に12時間分をタンクに溜めて峠の湯に使うというシステム。
LINEトラベルjpに寄稿した記事の方も宜しければ併せてご覧ください⇒群馬・碓氷峠「峠の湯」の楽しみ方!温泉からコテージまで