老神温泉 ぎょうざの満州 東明館

大衆チェーン中華料理店「ぎょうざの満州」が経営する異色の温泉旅館

  • 所在地 〒378-0304 群馬県沼田市利根町大楊1519-2 TEL 0278-56-2641
  • 泉質 単純硫黄温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
  • 公式サイトURL http://www.mansyu.co.jp/oigami/toumeikan.html
  • 日帰り温泉受付時間 12時~20時(最終受付19時)
  • 日帰り入浴料 大人600円、小人400円、幼児300円
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、館内食堂「ぎょうざの満州」、ぎょうざ販売(ぎょうざ、生ぎょうざ、たれなど)
[2016年5月のデータ ただし料金・営業時間等は2016年8月のデータ]

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  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★★  内湯は少し熱め、露天風呂は適温
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドあり

老神温泉 ぎょうざの満州 東明館 動画【15秒】温泉動画

老神温泉 ぎょうざの満州 東明館 体験レポート

老神温泉ぎょうざの満州 東明館の外観 老神温泉ぎょうざの満州 東明館の看板
老神温泉 東明館の外観と看板。外観の写真はクリックで拡大。

 餃子のチェーン店と老舗温泉旅館のコラボ? 最初はなんのこっちゃと思った。以前老神温泉を訪れた時は寄らなかったけど東明館は普通の和風旅館だったはずだ。それが最近東明館の名前を聞くと、必ず「ぎょうざの満州」がくっついてくるので、なんで餃子なんだろうと不思議に思っていた。

 行ってみたところ、本当にぎょうざの満州と温泉旅館が合体していた。潰れかけた東明館を地元出身の餃子の満州の経営者が買い取って旅館業を続けたらしいという話もある。

老神温泉東明館のぎょうざの満州レストラン入口 老神温泉東明館のぎょうざの満州レストラン
老神温泉 東明館館内のぎょうざの満州レストラン。ドアが写っている写真はクリックで拡大。

 そんなユニークな温泉旅館であるから、館内にぎょうざの満州のレストランや生餃子などの土産物売り場がある。
 また宿泊プランは素泊まりまたは朝食のみで、夕食は館内の餃子の満州レストランに食べに行くスタイル。餃子が苦手で無ければなかなか面白い宿だ。

 浴室の造りはいかにも老舗温泉旅館という感じで、館内の餃子レストランとのギャップが面白い。館内には他に宿泊者専用のキッズコーナー、卓球台、ランニングマシーンなどもある。

老神温泉ぎょうざの満州 東明館のロビー 老神温泉ぎょうざの満州 東明館のジム、卓球台
老神温泉 東明館のロビーとランニングマシーン。ロビーの写真はクリックで拡大。

 お風呂は内湯と露天風呂で源泉が違うようだ。
 内湯は老神らしい綺麗なうす濁り湯。淡い翡翠色と形容したい。こちらで使っているのは老神3号泉と思われる。3号泉はもともと廃業した別の旅館の所有だったと思われる。
 掛け湯しただけでスッと鼻に入ってくる金属臭。それも錆びじゃなくてかなり新鮮なやつ。Fe0.3とそんなに鉄分は多くないはずなのに。湯口には少しゆでたまごっぽいにおいもあるが、とにかく湯船からははっきりした金属臭。白と黒の湯の花があって温度はちょっと熱め。

老神温泉ぎょうざの満州 東明館の内湯 老神温泉ぎょうざの満州 東明館の脱衣所
老神温泉ぎょうざの満州 東明館の湯口 老神温泉ぎょうざの満州 東明館の内湯浴槽
老神温泉東明館の内湯、脱衣所、湯口、浴槽。内湯全体と浴槽の写真はクリックで拡大。

 一方、露天風呂は無色透明。こっちはゆでたまごのにおいがはっきりしていて、味もゆでたまご+苦味。内湯と違って金属臭は感じない。
 露天風呂の方は昔から東名館で使っている老神4号泉らしい。こちらも白と黒の湯の花があった。なお、内湯、露天風呂ともに源泉掛け流し。

老神温泉ぎょうざの満州 東明館の露天風呂 老神温泉 ぎょうざの満州 東明館の黒い湯の花
老神温泉 東明館の露天風呂と黒い湯の花。露天風呂の写真はクリックで拡大。

 老神温泉は風光明媚な土地で、特に紅葉の時期など美しい。廃業してしまった宿なども見受けられるが、もっと見直されて良い温泉地だと思う。

老神温泉東明館周辺の景色