湯宿温泉太陽館

子連れ家族のための温泉ポイント

湯宿温泉太陽館体験レポート

湯宿温泉はそこそこの規模の温泉地なのだが、群馬の温泉の中でも特に鄙びている。アクセスもそんなに奥まっていないと思うんだが、なんでかな。お湯はいいけどツウ好みすぎなのか？？？

太陽館の外観

「太陽館」に立ち寄ったのは道の駅「たくみの里」に100円引きの割引券が置いてあったからだ。特にここに入りたいという目的となる温泉が無い日だったので、割引券があるなら使おうと。

玄関には提灯が下がる

コロナ禍以来、立ち寄り入浴を制限する旅館も多いので、道の駅に割引券を置くぐらい日帰り客ウェルカムなところなら拒絶されないんじゃないかとそういう邪心があったのは確かだ。だって行ってから断られたり「休止中」の張り紙を見つけたりするのはダメージが大きいのよ。そしてそれは蓄積するのよ。

館内の細い廊下

でも後から気づいたけど「太陽館」の公式サイトにも割引券あるんだよね。これはもう最初から100円引きの料金が正規料金と言って良いのでは。

浴室「太陽の湯」の入口

外観は年季の入った旅館。館内は増改築をしたようで、入口で思ったよりは客室数が多そう。他に総ヒノキの貸切露天があるようだが、立ち寄りできるのは廊下の突き当たりにある男女別の内湯「太陽の湯」となる。

浴室内は熱気が凄い。蒸気でスチームサウナみたいになってる。掛け湯では熱いと感じたが、それは気温が低かったからですぐ慣れる。温度を測れば43.2度とそこまで熱くない。

太陽の湯

お湯は無色透明。最初は石の甘いにおいがして、少し入っていると後から刺激臭がしてくる。肌触りはキシつきがあり、固さを感じるのに肌に上に一枚ジェルのベールをまとったような感触。

味見してみると淡いながら輪郭のはっきりした塩味。浴槽の底は奥の方と手前と段になっているところの高さが違うので、好みの深さの方で座っていられるのは何気に気に入った。

時間が経つにつれて加速度的に温まるお湯は、ベトつきそうな印象だったがむしろ湯上りはさっぱり爽やか。指先もつるつる。

入浴中

帰りがけに女将さんに「いい湯でした」とコメントしたら、「うちの温泉は半日以上湯冷めしませんよ」とのお返事。冬だからそりゃ何より。外の寒さも寄せ付けないパワーを貰った気がした。