子連れ家族の温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★★ 湯温は適温、泉質は特に刺激なし
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ ベビーベッド有り、休憩室有り
子連れ家族の温泉ポイント
天然記念物 吹割の滝で知られる群馬県利根村は平成17年2月に隣の白沢村とともに沼田市に吸収合併された。
この旧利根村の村営温泉であり、また村の花からしゃくなげの湯と名付けられたのがここ、南郷温泉しゃくなげの湯だ。
施設は2001年の秋にオープンしたもので、木をふんだんに使った館内は清潔で広々としている。
道の駅白沢に併設されている同じく沼田市の公営日帰り温泉 白沢温泉望郷の湯と比較すると、利便性に劣る分、お湯遣いが良く、混雑も酷くはない。
・・・とは聞いていたが、流石に夏休み前の三連休、訪問した日は危うく入場制限が出るほどの混雑だった。
到着と同時に激しい夕立に見舞われた。
そんなとき、こちらの施設の方たちはすかさず傘を貸してくれた。そのちょっとした心遣いが嬉しい
お風呂も休憩室も混んでいた。
一週間ごとに岩風呂と桧風呂が替わるのだが、今週は岩風呂が女湯。
丸い石で縁を囲んだ浴槽の様子といい混雑した洗い場の行列といい、今年の年始に訪問した新潟の千手温泉千年の湯を思い出す。
激しい雨が降っているので、内湯は大混雑。洗い終えたらまっすぐ露天風呂に出てみた。
ここはジャグジーをのぞき全部無加水非加熱掛け流しのはずだ。
露天風呂には浴槽が二つあり、大きい方は隅の方だけ屋根がかかっていた。
当然入浴客は全員狭い屋根の下に集まっている。
僅かに白い濁りのあるお湯だ。でもほとんど透明に近い。
白い湯の花とときどき茶色っぽい湯の花。
この湯の花、手ですくってみると意外にぶよぶよとしたゼリー状で不気味だ。
薄く痛みかけたゆで卵の臭いがする。
熱すぎないがよく温まる。
しゃくなげの湯は景色も悪くない。
ただ、塀が高いので山しか見えないが。
山と山の間に雲が懸かっている。まだしばらく雨は降りそうだ。
湯上がりにはブルーベリーヨーグルト味のソフトクリームがお勧め。
しゃくなげの湯を教えてくれたyuko_nekoさんが仰るには、この施設ができたばかりの頃に来たときは、綺麗でお湯も良く感動するほどだったとか。
良い温泉であればあるほど人気があるのは頷ける。
特にスキー帰りに寄ると、筋肉痛にならない効果もあるそうだ。
こんな風にレベルの高い公営センター系日帰り温泉が、そこかしこに普通に建っているところが、温泉大国群馬県の実力なのではないかと思う。