子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ 気持ち熱め程度、泉質は特に刺激なし
- 設備★☆☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所と内湯のみ、トイレもないので幼児連れは注意
四万温泉 河原の湯 体験レポート
2003年12月に撮影した四万温泉 河原の湯
昭和29年に国民保養温泉地第一号に指定された上州 四万温泉には、四万清流の湯、こしきの湯といった町営日帰り温泉と、御夢想の湯、河原の湯、上乃湯、山口露天風呂といった無料で開放されている共同浴場がある(その後、山口露天風呂は閉鎖された)。
その中でも河原の湯は、四万川と新湯川の合流する荻橋の袂にあり判りやすい。
四万グランドホテルがそびえるその下を覗き込むと、何やら石をはめ込んだ半円形の特徴ある建物が見える。
これが河原の湯だ。
荻橋を渡って四万グランドホテルの横の細い道を入ると、落合通りという、飲食店やレトロなスマートボール、射的場などで賑わう場所に出る。ここに中島屋というとても美味しい蕎麦屋があり、こちらで河原の湯のことを教えてもらった。
源泉に近くいいお湯なので、四万の他の地区の住民もわざわざ入りに来るほどの人気なのだそうだ。
先ほど山口露天風呂に寄ってきたが、河原の湯にも入ってから帰ることにしよう。
こちらは2007年11月に撮影した四万温泉 河原の湯
階段を下りて入り口のドアを開けると、狭い脱衣所。先客に若い女性が一名。ちょうど上がるところだった。
6歳の長女の世話を焼いている間に、自分で脱いだ4歳の次女は、さっさと浴室へ入っていく。
「ちゃんと流してから入るのよ」と声を掛けると、
「判ったー」と威勢の良い返事が返ってきた。
シンプルな浴室は、4人も入れば一杯くらいの四角い浴槽にとうとうと透明なお湯が注がれている。カランが二つほどあるが、石鹸などは置いていない。
壁にはカジカガエルや石楠花の絵が書かれたタイルが張られていて、子供たちはそれをひとつひとつ差しては喜んでいた。
ざぶざぶとお湯を掛けると、機嫌を損ねていた長女は熱い熱いと逃げる。だってあなたより小さな妹が平気で入っているのよ、そんなに熱いわけないじゃない。抱き上げて入れると、熱くないと笑顔になる。良かったね。
四万温泉の湯は胃腸に良いことで知られるが、ここも飲泉できる。コップではなく枡が置いてある。飲んでみると四万グランドホテル前にある飲泉所より少し塩味が薄いような気がするが、やはりくせが無くて飲みやすい。臭いは薄い金気臭。この金気臭は後々まで尾を引く感じ。
しつこさは無いのにとても温まる。なんて四万のお湯はいいんだろう。しみじみと肌と心に染み入るような、そんなお湯だ。
四万温泉の他の日帰り温泉・共同浴場情報
この温泉を訪問した時の子連れ旅行記
近隣の子連れ遊び場情報
- 道の駅霊山たけやまと、ふるさと公園たけやま(ここで遊んだときの様子はふるさと公園たけやまで)
- 伊香保グリーン牧場(ちょっと中途半端な観光牧場)
- 渋川スカイランドパーク(小さい子どもにはちょうど良いサイズの遊園地 温泉日記「榛名湖日記その2」参照)