福地温泉 昔ばなしの里 石動の湯

囲炉裏の古民家に併設された共同浴場

  • 所在地 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地温泉110 TEL0578-89-2793
  • 泉質 単純硫黄泉
  • 営業時間 12時~16時
  • 定休日 水曜日 ほかに不定休有り
  • 入浴料 一人300円
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、囲炉裏端の御食事どころ兼休憩室、無料の化石館も併設
  • 公式サイトURL https://mukashibanashinosato.com/
[2022年12月及び2003年8月のデータ ただし料金・営業時間は2024年2月のデータ]

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  • 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆  内湯は適温、露天風呂はちょっと熱め
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆ 昔の民家のような囲炉裏端で休憩できる

福地温泉 昔ばなしの里 石動の湯 体験レポート

※2003年のレポートの後ろに2022年再訪時の画像をいくつか追加する。

福地温泉 昔ばなしの里 石動の湯の入り口 福地温泉 昔ばなしの里 石動の湯の景観
昔ばなしの里の入り口と露天風呂から見える山里の景色

平湯、新平湯、栃尾、新穂高と並んで奥飛騨温泉郷と呼ばれる福地温泉だが、一部の旅館は有名ながら温泉地としてはちょっと地味な印象は否めない。
実は平安時代に村上天皇が療養された歴史を持ち、「天皇泉」とも呼ばれる由緒正しい温泉である。福地温泉の名前も昔は福来地と呼ばれたそうだ。
温泉街に入ると、どの宿もおそろいの看板を立てていたりして非常に結束力の堅い温泉地であることが判る。

なんでもこの昔ばなしの里の温泉というのは、福地温泉の旅館が共同で運営しているのだそうだ。というのも、お昼時になると、福地温泉の旅館は全ていったん湯を落として浴室の清掃をする。もし温泉に連泊をしているお客さんがいると、その間は温泉に入れないことになるから、そう言うことの無いために、この施設を作ったのだそうだ。
今、やれ循環装置をつけているからと何日もお湯を張り替えず清掃もきちんと行っていないような施設から次々レジオネラ菌が出て騒ぎを起こしたりしているけれど、温泉街のみんなで協力していっせいに清掃する時間を決めて、しかもその代替として入浴施設を作るなんてちょっといい話じゃない? なんだか次は福地温泉に泊まりたくなってきたな(単純ですか?)

実際、昔ばなしの里の休憩所でもある田項家の建物の入り口にはトイレや休憩にも無料で使えると書いてある。温泉街全体でお客さまを気持ちよく迎えたいという心意気が見えるようだ。
三歳の次女などここが気に入って、「ここに住みたい」とダダを捏ねて施設の方を笑わせていた。

ここは温泉のほか、機織やわら細工を体験できる施設がある。館内にもわらじや藁で作られた動物などいろいろ展示してあった。

福地温泉 昔ばなしの里 石動の湯の露天風呂 福地温泉 昔ばなしの里 石動の湯の浴室

お風呂は男女それぞれ内湯と露天風呂があり、男湯は村内の景色を、女湯は山々を見られることになっている。
確かに女湯からの景色はなかなか良かった。雲の切れてきた山の緑が綺麗だ。男湯からは村内の景色が見える。夫に言わせると、村内の景色というのはつまりこの里の施設の建物が見えるというだけらしい(笑)。

内湯は温め、露天は熱め。どちらも深くなく、底も平なので子供にも入りやすい。長いすのようなものが置いてあるので赤ちゃんでも脱がせやすいだろう。
内湯の建物は何だか温室みたいな妙なつくり。お湯はすっきりさっぱりとして、はっきりしたゆで卵臭がある。糸状のかなり大きな湯の花もある。味も薄めのゆで卵湯の味。湯の色は僅かに濁りがあるけどほぼ透明。
ここのお湯は私より夫がとても気に入った。今朝入った白骨温泉泡の湯旅館の印象が彼にとって悪かったせいもあり、とにかく絶賛。彼は今まさにこういう温泉に入りたかったのだそうだ。

また福地温泉の温泉街には石動(いするぎ)神社があり、温泉の守り神となっている。この石動神社から石動の湯の名が取られている。

福地温泉 昔ばなしの里の囲炉裏

ここから2022年再訪時の画像。

昔ばなしの里石動の湯の外観
昔ばなしの里 石動の湯の外観
石動の湯の暖簾
石動の湯の暖簾
石動の湯の廊下
浴室へ続く廊下
石動の湯の内湯
内湯と湯口
石動の湯の温泉
石動の湯
石動の湯の内湯全体
内湯全体
お湯の抜けた露天風呂
露天風呂はこの時お湯が抜けていた
昔ばなしの里の食事処
食事処の囲炉裏端
昔ばなしの里のラーメン
ラーメン
昔ばなしの里の笹寿司
笹寿司っていうんだっけ?
昔ばなしの里 石動の湯

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