子連れ家族のためのポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッドは無いが貸切風呂がある
子連れ家族のためのポイント
我が家にとってはけっこうな高級宿だ。
GOTOトラベルで割引になる時期にいったん予約したが、その後GOTOは休止になりさっぱり復活しない。
しかしこの宿が気になってしまった私は次に岐阜行きのプランを立てた時に、予算的にはぎりぎりオーバーだけどやっぱり泊まりたいと再度予約を試みた。
そして実際に泊まって思っていた以上に雰囲気が良く、手を抜いたところが無いよいお宿と感じた。えいやっと泊まってみて良かったという感想だ。
ただ温泉は下呂温泉の集中管理温泉だし、「こころをなでる静寂 みやこ」は掛け流しではないので、温泉自体を目的とするなら他にも選択肢はあると思う。
さて、それで実際に大浴場に行ってみたわけだが、内湯はいいとして露天風呂はいったいどこに??
露天風呂に至るドアと思われるガラスドアはどれも開かない、うんともすんとも言わない。あれもこれも押したり引いたりして、ようやく一ヵ所鍵を発見。それをひねって開けてみたが、その外には露天風呂らしきものは無い。
えっ、もしかしてこれって外に別の露天風呂があるんじゃなくて、今まで内湯だと思っていた浴槽が露天風呂だったってオチ? 窓を全部開ければ露天風呂になるってこと? いや…それは前向きに考えてもせいぜい半露天風呂ってもんじゃないの?
突っ込みは入れたが、浴室としてはとてもスタイリッシュ。
お湯は無色透明。内湯は熱めで露天風呂は適温。普通に腕などに触れてもにゅるにゅるしないのに、指の間だけ少しにゅるつく。
貸切風呂は無料のものが2つと有料のものが1つある。
貸切露天風呂のお湯は、大浴場よりにゅるにゅる度が高かった。それで特に楕円形の貸切風呂が気に入って、翌朝も一人で入っていたんだけど、朝にはあまりにゅるにゅるしなくなっていた。ちょっとした加減で手触りが変わるのかな。
あとは食事なんだけど、これはもう感動した。まず目に美しい。そして味に品がある。
朝食は洋食と和食が選べる。私は洋食、夫は和食を選んだ。
欠点があるとすれば、「こころをなでる静寂」という静けさを売りにしたお籠り宿なわけだけど、籠らざるを得ないのは下呂温泉街から微妙に中途半端に離れているから。
歩いて温泉街に出ることはできるけど、アップダウンもあるし10分以上かかる。少なくとも浴衣で歩きたくなる距離りじゃない。2日間に渡って歩いたけどさ。
ここで一番印象に残っている時間は、朝食後のラウンジでの一杯の紅茶だ。ジャズが流れる中、贅沢なひと時を感じた。