子連れ家族のためのポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★★ 滑りやすい浴槽があるので注意、湯口は熱いので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のためのポイント
もともとは以前入り損ねた奥飛騨ロープウェイ途中駅の神宝乃湯に入ろうと思って近くまで行ったのだが、道が通行止めだった。たぶん冬季休業なのだろう。
そこで手前の道の途中で見かけた「ひがくの湯」が気になり、こちらはやっているのかと𝕏で検索したら、なんのことはない相互フォローしていた。そして最新postで今週末で冬季休業入りして、お風呂をリニューアルすると。
うーん、それじゃ行くしかないね。というわけでやってきた。
初訪問だったが、めちゃめちゃユニークなとこだった。次の要件に該当する方はご入館くださいという看板があって、その中に温泉や食堂の利用だけじゃなくて「UFOキャッチャー、鉄道ジオラマ見学希望(有料)のお客様」って書いてある。鉄道ジオラマなんてあるんだ。
受付では、男湯の露天風呂のうち一つが工事中なので、半額で男湯に入るか、今なら誰もいないから女湯を夫婦で貸切で使うかどっちでもいいよと言われる。
夫は貸切より半額がいいと、にべもない返答。それで、男湯と女湯に分かれてはいることになった。
ちなみに男湯の工事中で入れないと言われた露天風呂は硫黄泉で、もう一つは単純泉だと湯口の側に書いてあったそうだが、女湯には特にそんな張り紙もなく、もしかしたら女湯は単純泉のみだったのか?よくわからない。なんせそんなことより「風水さるぼぼ」が強烈すぎて。
女湯は内湯ならぬ露天風呂とそのまま繋がった内湯っぽいところがあるのだが、露天風呂との仕切りはカーテンだった。ほら、ラブホの駐車場に掛かってるみたいなやつ。
カーテンを潜った露天風呂は広く開放感にあふれ、雪を被った山も見える。
と、その一角に木戸のような開いたスペースがあり、ひとり登山の湯という札が見えた。おひとり様用の湯舟があるのかなと見に行くと…
その奥に四角い一人用の檜風呂、これが一人登山の湯か。それだけかと思ったら、その奥に一人サイズの桶風呂がずらっと並んでいる。なんじゃこりゃ。
お湯が入っているのは2つだけで、後は空っぽ。樹液と温泉で滑ると注意書きが書いてあったが、本当に笑っちゃうほど滑る。ひざを痛めている今、ここに入るのは危険すぎる。滑りすぎて出られなくなったら困る。
しかも振り返ったらこの寒空に風鈴が下がってるの、マジかい。
お湯はほぼ透明。お風呂は外気で冷まされて41.7度だったが、内湯の湯口は60度越え、露天の湯口は計っていないが、飲んだらかなり熱かったのでもっと高そう。茶色い湯の花が少し。細かい湯の花ももっとありそうで、それが極うっすらと濁りのもとになっている。
においは強くないが植物っぽく、時間が立つと硫化水素臭のようにも思える。肌触りは相当すべすべと摩擦がなくなった感じ。
そして本当に鉄道ジオラマはあった。本格的で有料で動かせるみたい。施設のオーナーの趣味かしら。
週末には長期休業に入るからと、コーラやアクエリアスが1本40円で売っていた。うまい棒は1人5本まで無料だったかも。とにかく風水さるぼぼも、一人登山の湯も、40円コーラも何もかも面白かった。