子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★★ 湯温は適温、泉質は刺激無し、
- 設備★★★★☆ 雰囲気★☆☆☆☆ 脱衣所の奥にベビーベッド代わりになりそうな長椅子あり
子連れ家族のための温泉ポイント
会津本郷は陶器の町。8月の第一日曜には大きな陶器の市、会津本郷せと市が開かれ、町内には16軒もの窯元が日々、会津本郷焼を生産している。
会津本郷焼は文禄時代、鶴ヶ城の瓦を製造するために播磨から瓦職人を招いたことにはじまる。
湯陶里(ゆとり)はそんな会津本郷町にあって、館内のいたるところに会津本郷焼を使用しているのが特徴となっている。
実際、入り口を入ってすぐ、円筒形の大きなゴミ箱兼灰皿の胴体が陶器でできていることに驚かされる。
さらに中には陶器販売コーナーなどもある。
場所は阿賀川沿いの河川敷。あたりに何もないところにぽつんと建っている。近くにはキャンプ場などがある。川を渡る風が冷たい日だった。雪もちらついている。
バリアフリーな下駄箱は少し狭め。長靴専用の靴箱があるあたり、雪国だなと思わせる。
下駄箱に限らず、ここは休憩室も露天風呂もひととおり備えているが、全体的に小ぶり。駐車場には平日にもかかわらずぎっしりと車が停まっていたので、もしかして混んでいるかなという印象だった。
脱衣所の一番奥に長椅子がひとつ、浴室は内湯はまあまあの広さ。露天風呂は3人も入ればいっぱいという感じ。
ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉で、臭いはほとんど無い。ちょっと甘塩味。でもごくごく薄い。わりと温め。循環仕様で、特徴は薄い感じ。
温まり度は即効性は無いけど、あがると温まっているなという感じ。外気温が低いので、上がった直後は少し寒い。
お湯は毎朝入れ替えているとある。
露天風呂は囲われてしまって景色が見えないのが残念。内湯から立ち上がれば、広がる河川敷と吾妻連山。今日は雲でよく見えないが磐梯山も見えるらしい。
福島の旅の最後に寄ったので、もう帰り道、子供たちが寝てしまっても良いようにごしごしと洗った。
いやいや親が洗ったのではなく、姉妹二人で仲良く洗いあっていた。仲良しのときは本当に仲がいい。湯上り、他のお客さんに、喧嘩なんかすることもあるの?信じられないと言われていた。
文中で会津本郷町と書いている市町村は、2005年に会津高田町、新鶴村と合併し、現在は会津美里町となっております。
また、本郷温泉 湯陶里も以前の名称は会津本郷温泉 湯陶里でした。