幕川温泉 吉倉屋旅館

幕川温泉の二軒のうち一軒、露天風呂は渓流沿い

  • 所在地 〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町鷲倉山1-10 TEL 0242-64-3617
  • 泉質
     単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) 源泉名: 幕川1号泉
     単純硫黄温泉(硫化水素型)(低張性弱酸性高温泉) 源泉名: 幕川5号泉
  • 日帰り温泉入浴料 大人500円、小人300円
  • 日帰り温泉受付時間 10:00~15:00
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂など
  • 冬季(11月上旬~GW前)休業
[2016年9月のデータ]

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  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★☆☆ 温度はきもち熱めの浴槽が多い
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★ 脱衣所にベビーベッド代わりになるベンチあり

幕川温泉 吉倉屋旅館の温泉動画【21秒】


幕川温泉 吉倉屋旅館 体験レポート

幕川温泉に至る道 幕川温泉吉倉屋旅館の外観
幕川温泉に至る道と吉倉屋旅館の外観。外観の画像はクリックで拡大。

 簡易舗装の細い道をしばらく走った。この道の先にはぽつんと二軒の宿があるはずだ。吉倉屋旅館と水戸屋旅館。どちらも同じ二本の源泉を分け合い、幕川温泉を名乗る。揃って日本秘湯を守る会の会員宿でもある。

幕川温泉吉倉屋旅館の休憩所 幕川温泉吉倉屋旅館の露天風呂浴室暖簾
幕川温泉 吉倉屋旅館の休憩スペースと露天風呂の浴室暖簾

 昨日寄ろうと思ったが、天気が悪かったので翌日に延期した。二軒の幕川温泉は景色の良い露天風呂があることでも知られている。どうせなら青空の下で入りたかった。

幕川温泉吉倉屋旅館の脱衣所 幕川温泉吉倉屋旅館の男湯露天風呂
幕川温泉 吉倉屋旅館の脱衣所と男湯露天風呂。露天風呂画像はクリックで拡大。

 二軒のうち、吉倉屋旅館に先にやってきたのは、水戸屋旅館の前に何台か車が停まっているのが見えたからだった。二軒の大きな違いは混浴風呂の有無。水戸屋旅館には有名なひょうたん型の混浴露天風呂があるので、できるだけ空いている時に行きたい。一方、吉倉屋旅館は男女別浴のお風呂ばかりなので気兼ねなく入れそう。

幕川温泉吉倉屋旅館の女湯渓流露天風呂
幕川温泉 吉倉屋旅館の女湯渓流露天風呂

 山の中の秘湯と聞いて持っていた印象からすると、結構大きな旅館に見えた。また、外観以上に玄関、ロビー、浴室はめちゃめちゃきれいだった、別に外観がえらく傷んでいるというわけじゃないけど。また、あえてレトロを残した休憩スペース?もある。

幕川温泉吉倉屋旅館の女湯露天風呂と階段 幕川温泉吉倉屋旅館の女湯露天風呂
幕川温泉 吉倉屋旅館の女湯露天風呂。浴槽全体の画像はクリックで拡大。

 まず露天から。脱衣所から階段を降りて入るようになっている。浴槽は川沿いでお湯はまるですりガラスのような水色の色合い。素敵な露天風呂だ。
 濁りは薄く、粉のような湯の花がいっぱい。ゆで卵臭。湯口から流れてくるお湯も触れるぐらいだから熱くないが、湯船は全体的に熱め適温。
 味は苦いゆで卵風味。すべるようなするするの手触り。極上だね。

幕川温泉吉倉屋旅館の内湯の浴室暖簾 幕川温泉吉倉屋旅館の内湯女湯
幕川温泉 吉倉屋旅館の内湯の浴室暖簾と女湯内湯。内湯の画像はクリックで拡大。

 次は内湯に移動。こちらは無色透明だけど、下にたっぷり湯の花が沈んでいる。さらに湯中にたくさん消しゴム状の大きな湯の花が舞っている。白いのが多いがたまにオレンジ色の大きな羽毛状の湯の花もある。
 内湯のお湯はきしつきが強い肌触り。あがるとすべすべになるタイプ。
 温度は熱め適温。苦味はあるがゆで卵っぽさは薄く、どちらかというと苦味とミネラルウォーターっぽい味だった。

幕川温泉吉倉屋旅館の女湯内湯
幕川温泉 吉倉屋旅館の女湯内湯。男湯も左右対称でほぼ同じデザイン。

 実は女湯だけこの内湯にも小さ目の露天風呂がついていて、こちらにはさっきの露天風呂と同じお湯が入っている。ただし少しなまっている感じで濁りが強く、ぬるかった。

幕川温泉吉倉屋旅館の内湯湯口 幕川温泉吉倉屋旅館の内湯の湯の花
幕川温泉 吉倉屋旅館の内湯の湯口と湯の花

 でも内湯が熱くてこの露天風呂がぬるいので交互に入ったりしてみた。熱いのとぬるいのと両方あるのは嬉しいよね。
 露天風呂は湯口が二つあり、片方はお湯が出ていて硫黄で白く、もう片方は今は止まっていて赤茶色。もしかしたらもともとは内湯と同じ透明な源泉を出していたのか、あるいはミックスしていたのかな?と思う。

幕川温泉吉倉屋旅館の内湯の隣の露天風呂
幕川温泉 吉倉屋旅館の内湯の横の露天風呂(女湯のみ)。画像はクリックで拡大。

 このあと水戸屋旅館にも入って思ったこと。幕川温泉に来た場合、どちらか選ぼうと思うとどうしても水戸屋旅館の人気が高いと思う。混浴があるだけでなく、お風呂のワイルドさやユニークさではあちらの方が特徴がはっきりしているから。
 でもこちらの吉倉屋旅館はお風呂の品の良さや落ち着いて入れるところが魅力だと思うんだよね。お湯自体はどちらの宿も同じ源泉を大事に使っているしね。

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