子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★☆☆ 温度は適温、お湯は酸性なので少し沁みるかも
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★★ 貸切風呂が多いので子連れでも
子連れ家族のための温泉ポイント
とても口コミ評価が高い宿だったので気になって、ダメもとで空きがあるか見てみたら、たまたま探している1日だけ空きが出ていた。温泉も自家源泉で、入浴のみ不可。これはもう泊まれと天が言っているに違いない。
とても明るい女将さんが出迎えてくれる。私の中ではこの宿は(温泉街にあるけど)「秘湯系」というくくりだが、夫は「秘湯じゃない、高級宿」と判断した。確かに客室数に対してスタッフ数が多いように思う。
お風呂は男女別の露天風呂に男女別の内湯、その他に予約制の貸切内湯と、予約不要で空いていたら中から鍵を掛けて使える貸切露天風呂×3とあるので、合計すると6つのお風呂に入れる。
6つだよ!のみ不可の宿なのに、お風呂の数、贅沢に多いぞ。
最初に入ったのは男女別の露天風呂「山翠」。ちょっと離れている所にあるので、日没までに入らなくちゃならない。チェックイン時に振っていた雨が止んだので今がチャンスだと思って向かった。
しかし意外と遠くて歩いているうちにまた雨が降ってきた。念のため傘を持っていてよかった。
しかし着いて中に入ると雨が上がった。それもいつの間にか青空までのぞいている。びっくり!
お湯はミルキーブルーに灰色を少し混ぜたような濁り湯。一部、粉状の湯の花が浮いているが、全体的には澄んで見える。澄んで見えるのに手を沈めていくと、消えるようにすぐに見えなくなる。底に粒や粉状の湯の花がたくさん沈んでいて、座るとお尻がちょっと痛いし、手でさらうと手が白くなる。
そういえば宿に着いた時、玄関で既に傷んだゆで卵臭がしていたが、お湯自体からはゆで卵+弱いマッチ臭、さらに爽やかなミントの香りまでする。湯口は酸っぱいようなにおいに金属臭もした。
味は濃すぎない酸味にゆで卵味。肌触りはお湯の中ではカルシウムのような滑りの悪さを感じ、湯上りは反対にメタケイ酸の影響かとてもつるつるする。
お湯自体はぬるめで、内湯に入った時に計ったら、湯口で40.8度、浴槽は39.9度だった。おかげでのんびり入れる。でも体感温度的には実際の温度より高く感じるし、上がると一瞬ひやっとするが、後からしっかり温まっている。
もちろんチェックアウトまでにだいたいのお風呂は制覇した。さすがに3つ並んだ貸切露天風呂だけは全部は入らなかったけど。源泉は建物から一番遠い露天風呂「山翠」よりさらに先の山の上で自噴しているそうだ。そこから引いてくるうちにちょうどいい温度のなるのかな。