岳温泉奥岳の湯

子連れ家族のための温泉ポイント

岳温泉奥岳の湯体験レポート

やっぱり絶景温泉が絶景温泉たるのは、景色との境に邪魔になるもの、衝立とかがあるかないかが大事。ここは珍しく女湯にも何も囲いが無い。まあ外から見られないような場所にあるからなんだけど。

外観

岳温泉の温泉街から離れて、くねくね道をあだたら山ロープウェイの方まで車で登る。目的は奥岳の湯に入ることではなく、ロープウェイで景色を楽しむことだったのだが、あいにくと天気が非常に微妙。完全な曇りではないけど、登る方角は雲が多い。

ロープウェイ側の空はこんな風に微妙な曇りだった

それで、悩みに悩んだけど景色がよく見えないんじゃ、ロープ―ウェイ乗車運賃を払うのはもったいないよね？と思って、急遽ロープウェイ乗り場の真ん前にあった温泉の方に来た。ちょうど開館時間より少し前だった。

奥岳の湯の受付

温泉は奥岳の湯といって、使っている源泉は麓の岳温泉街のものと同じ。ちょうどこの日は岳温泉のミルキーデイ翌朝で、ここのお湯も綺麗に白濁していた。

この時は特別に許可を頂いて浴室等を撮影させていただいた

ミルキーデイというのは、週に一度、岳温泉が湯元の管を清掃する日で、湯の花が大量に流れてくることから旅館街のお風呂がいっせいに乳白色になる。既に一晩経っているので、この時の奥岳の湯は乳白色というよりは、うっすら青みのある淡い白濁。

内湯と洗い場

内湯の湯口

白い粉状の湯の花が、特に露天風呂にたくさんあった。これもミルキーデイで流れてきた湯の花かな。

内湯から露天風呂を見る

酸性泉らしい淡い酸っぱいにおい。肌触りはキシつくが、特にピリピリとした刺激などは感じない。

開放感にあふれた露天風呂、こちらの方角は晴れていた

加水循環はしているものの、湯口からは源泉が出るようになっている。加水はその時の源泉の温度に対し、41～42度と浴用に適した温度にするために行っている。

塀など遮るものがないのが良い

内湯からも景色はよく見えるが、やはり露天風呂の見晴らしがとてもよい。屋根がないので開放感も抜群。紅葉の時期なんてすごく綺麗だろうなぁ。

靴洗い場

湯上がりの肌はさっぱりサラッサラ。外に靴洗い場が用意されているから、登山やハイキングの後に寄るにも便利そう。