子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★★ 温度は熱め、泉質は特に刺激などなし
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ おむつ替え台とベビーバスあり
子連れ家族のための温泉ポイント
きっかけはランチだ。
飯坂温泉で遅めのお昼ご飯にしようと思って観光協会で相談したら、私が軽く食べられそうなお店が2軒ほどしか開いておらず、1軒目は行ってみたら閉まっていた。それで飯坂温泉駅から川を渡って温泉街の東側にある「まつぼっくり」というお店へやってきた。
思っていた以上に新しくて洒落たカフェ。温泉街らしく足湯カフェになっている。
「しょうが焼きプレート」や「バインミー風こっぺぱん」などの食事系メニューもあったが、ついついスイーツメニューのワッフルを注文。
で、足湯じゃない席もあったが、せっかくだから足湯に入りながら食すことにした。お湯はかなりぬるめ。
足湯で使うタオルを見ると「小松や」の文字入り。聞いてみると向かいの旅館小松やが運営しているカフェだとのこと。それならこれも何かの機会だからと、食後は小松やで入浴していくことにした。
小松やは建物自体はかなり古そうだったが、脱衣所はリフォームしてありとても新しく綺麗。おむつ替え台だけでなく、空気を入れて膨らませるタイプのベビーベッドまである。子供連れに優しい。
浴室はレトロ感があり、浴槽は御影石やタイルで飾られている。模様の入った窓のすりガラスも含めて、昭和の雰囲気を漂わせていた。これはこれでなかなかいい感じ。
お湯はカフェの足湯とは違ってそれなりに熱い。でもこれでこそ飯坂温泉のお湯らしい。もちろん決して入れないような温度ではなく、キリっと熱めという44度。
お湯の色は無色透明。肌に指を滑らせるとするーっと滑ってきゅっと止まる。淡い甘いにおいの中に、ちょっと古い沢水みたいなにおいが混ざる。温度が高めなこともあってすぐに温まっちゃって長湯は難しい。
湯舟の縁からざぶざぶとさざ波を作って掛け流されていくお湯の量が多く、さりげないお風呂だけどそういうとこが贅沢だよねって思う。