子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 露天風呂にはぬる湯も
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ ベビーベッドあり、休憩室あり
子連れ家族のための温泉ポイント
別府から福岡空港経由で東京に戻る前に、どこか九州最後の温泉に入っていこうと思った。最初はお湯に定評のある銭湯系の日帰り温泉を考えたが、飛行機の時間を考えると、バスで移動することにも不安があったし、さらに入り組んだ住宅地の小さな温泉を日暮れ時に探すことにはもっと不安があった。
そこでお湯は問わないから、もっとアクセスが容易でシャンプーやドライヤーが揃っていそうな施設にターゲットを切り替えることにした。地図を見て目を付けたのがこの波葉の湯だった。
ここは地下鉄の「中洲川端駅」から歩けそうだ。道もわかりやすく、恐らく大きな通りだから灯りも多いに違いない。方向音痴の私でもなんとかなりそうだ。しかも最寄り駅の「中洲川端駅」からは乗り換え無しで空港に移動できる。時間のロスも少ないだろう。
そういう合理的な理由で選んだ温泉だが、行ってみたら思っていたより温泉も良かった。ただ、博多埠頭にあるのでお風呂から海が見えるんじゃないかと期待したが、これは内湯も露天風呂も全然展望が無かった。残念。
波葉の湯が建つベイサイドプレイスには博多ポートタワーがそびえ、周辺には椰子の木も多く、いかにも洒落た港らしい雰囲気。
入るとまず受付と土産物屋、レストランの入口があり、そこから浴室への通路に出ると雰囲気は一変、お洒落な回廊になる。
浴室のシャンプーはアルガンオイル入りで高級感。内湯は軟水つるつる風呂と銘打って非温泉。露天風呂にだけ天然温泉を使っていた。
露天には複数の岩風呂があり、あつ湯、ぬる湯と分かれている。源泉掛け流しがあったのは結構驚いた。なかなかこだわっていてよろしい。
お湯はほとんど色が付いていないが、よく見るとごく薄く緑白濁。においは華やかな臭素臭。はっきりと揮発してくる。
肌触りは申し訳ないけど判別不能。今朝、別府で鉱泥温泉の泥湯に入ってもんのすごいツルツル状態になってしまったので、もうどの温泉に入っても肌状態が変わらないのだ。
海の側だからってわけじゃないけど、かなりしょっぱ苦い。お湯の流れるところは赤茶色に染まっている。湯上がりは塩分でちりちりくる。
場所柄、家族連れがとても多い。混んでいるのでお湯がなまるのは致し方なし。