子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★★★★☆ 泉質★★★★☆ 塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
建物やロビーなとはきらびやかで昭和の時代にはそれは栄えたのだろうと思われる。ただし全般的に老朽化は否めない。今の時代にもてはやされるタイプの宿ではないと思う。
とはいえスタッフの対応も悪くなく、私は嫌いではないよ、この骨董品のお雛様みたいな雰囲気。
口コミではお部屋がボロボロだというものもあったが、私の泊まった部屋はそんなこともなく、食事も金額の水準に達していたと思う。コロナ禍の旅行支援を利用してのことだから、多少は金銭感覚がおかしかったかもしれないが。
さて、お風呂に移ろう。あわら温泉の源泉はわりと宿によって異なるが、「みのや泰平閣」の使っている源泉は28度とかなり低い。成分はしっかり入っているが、加熱及び加熱のための循環は致し方ないとあきらめざるを得ない源泉温度。
まあでも昭和の時代に建てられた大型旅館は源泉温度に恵まれても管理上の理由であっさり循環しているところが多いから、むしろボイラー代掛かっちゃってコスパの悪い源泉と思われるか。
しかし一方では公式サイトに「露天風呂は掛け流し」の表記も!?
フロントで確認してみると、露天風呂は加温掛け流し。温度が熱くなりすぎた時のみ加水で調節しているとのこと。うーん。ただ、そういうからには循環はしていないのかもしれない。
内湯は浴槽内の鮮やかな青いタイルが美しい。温度は42~43度ほどの熱めに調節してあり、表面にふわっと滑る感触がある。少し香ばしい甘いにおいがする。少なくとも塩素消毒臭バリバリということはない。
露天風呂は四角くやはり熱めだが内湯ほど熱くはない。温泉のにおいはこちらの方がはっきりしている。析出物の白い塊もできている。
湯口はあるが使われておらず、お湯は浴槽内から注入。少しでも温度を下げない工夫かもしれない。塩化物泉的な温まり具合があり、予想していたよりは温泉らしさが感じられる。どういう予想してたんだよって言われたら困るけど。