子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッド、ベビーバスあり
子連れ家族のための温泉ポイント
なかなかどうして賑やかな外観。東京湾フェリーの金谷港のすぐ近くだが、そのフェリーの対岸の港、久里浜港にも「海辺の湯 久里浜店」がある。
内房の海沿いでフェリー乗り場の近くだから、勝手にこじゃれた日帰り温泉なのかなと思い込んでいたけど、全然イメージが違った。どっちかっていうと、漁港っぽいセンス。
大きな土産物屋や、隣に建つ海鮮レストランも同経営らしく、さらに日帰り専用かと思ったら宿泊もできる。なかなかコスパの良さそうなホテルという感じ。いや、ホテルじゃなくて民宿なのかなぁ。
温泉施設の入口がわからずうろうろとおみやげ市場の中をうろついてしまう。なんのことはない、エレベーターで2階に行けばよかったらしい。
海が目前の立地だから、内湯からは窓と露天風呂越しに水平線が見える。露天風呂からはミラーフィルムを貼ったガラス越しに海一望。
このフィルムに関しては、千葉県の条例で貼らなくてはならないと説明する張り紙があったが、要は海側からのぞかれないようにということだ。別にフィルムがあっても透かして景色は見えるので、無問題。
お湯は薄いコーヒー色。桶に汲んでもうっすらと色がわかるぐらいの色付き。においは甘い植物のモール臭+少し消毒臭。でも消毒臭もあまり気にならない程度。肌触りは少し滑る程度でそれほどはっきりした特徴はない。
サウナと水風呂もあり、水風呂の水はナノ水を使ってあると書いてあったが、どうせなら非加熱源泉にすれば価値が高いのに。源泉温度は17.8度と低いのだから。そこまで湯量はないのか。
お風呂上がりは館内の食事処でランチ。注文したメニューはラーメン+ミニチャーシュー丼。目玉食材は「かじめ」という海藻らしいが、「本年度分のかじめはご好評に完売いたしました」ってあちこちに貼ってある。無いって言われると妙に気になる。そんなに美味しい海藻なのかな。
食べたうちでは、チャーシュー丼は美味しかった。ラーメンの方はまあ普通。
総括すると、「海辺の湯 金谷」はとにかくお風呂からの景色がいい。露天風呂で海を眺めていると、浜金谷港を出港したフェリーが、だんだんと遠ざかっていくのが見えた。