子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 温度はぬるめ、滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ お手頃価格の家族風呂あり
子連れ家族のための温泉ポイント
モール泉の日帰り温泉のほか、「兜すっぽん」というすっぽんの養殖や、灯油の販売、キャンプ場の運営、すっぽんを使ったサプリメントの販売など手広く商売しているもよう。
日帰り温泉施設としては、本館、新館、家族風呂とあって、今回の青森の温泉巡りのスケジュールを作ってくれたBSさんによると、家族風呂が一番浴感があるという。
しかし具体的にはどうやって選べばいいのか、決めていないままとりあえず受付に向かった。どれがどれやらわからぬまでも、受付で聞けば教えてくれるだろうと。
受付に誰かいたように見えたが、建物に入ると無人だった。受付台に直接、入浴券か入浴料の現金を置くようになっていて、さっき見えた人影は、既に支払いを終えて浴室に向かったお客さんの一人だったかもしれないと思った。
受付の左右にそれぞれ男湯と女湯の浴室。そのまま現金を置いて入ることも考えたが、手書きの紙に「家族風呂の予約は080-2843-5478」と書いてあったので、事前予約じゃなくて、受付からいきなり電話をするのも有りだろうかと思いつつ掛けてみた。
するとすぐにご主人が出て、「何時から? えっ、今? 大丈夫かもしれない」と。それでスマホを耳に当てたまま建物の外に出ると、そこにご主人がやはりスマホを耳に当てて立っていた。目が合って、あはは。
すぐそこに見えるB棟の前に車を移動する用言われる。家族風呂はA棟とB棟があり、ご主人は赤いドアのB棟の鍵を開けた。
「入浴が終わったら、バルブを閉めてお湯を抜いて帰ってね。B棟前に停めた車がなくなれば、こっちには帰ったってわかるから」と。家族風呂は人数に限らず1棟1時間1,000円らしい。2人で借りれば1人500円、3人だったら通常の浴室とほとんど変わらない値段になる。安い。
あとの注意は、床がフラットなのでお湯を溢れさせる前にドアを閉めること。バリアフリーだね。なおシャンプー類は無いので要持参。
さて、ご主人が戻って行って、ドキドキしながら浴室のドアを開けると、もうのっけから泡の凄さに驚かされる。泡が凄くてお風呂回りが煙って見えるんだが!!!?
浴槽はユニットバスに毛が生えたようなサイズで、2人いっぺんに入ったらきつきつかもしれない。でもお湯はすんごい。表面に泡がいっぱい浮いていて、マーブル柄みたいになっているのから、まだらドットになっているのまで。
お湯は上から落とす湯口タイプではなく、浴槽内からパイプで注入しているので泡を逃がさない。出るまで空気に触れさせない。
温度は41度と決して熱くないのに、ノックアウトされるほど温まる。お湯のじわじわ攻撃が強すぎる。だってお湯の中を漂う泡が多すぎて、肌に泡が付くのかすらよくわからぬ。ふわとろの手触り。熱くないのに熱い。全部泡のせい。炭酸ガスは入っていないから、どちらかというと鮮度の現れか。
湯上がりは脱衣所の畳ベンチに座って一息。扇風機で生き返る。なお、上がる時にバルブを閉めたら泡はスンッとしょげて消えてしまった。