おおま温泉海峡保養センター

子連れ家族のための温泉ポイント

温度★★★★☆　泉質★★★☆☆　お湯は適温、塩泉なので長湯に注意
設備★★★★★　雰囲気★★☆☆☆　休憩室あり、ゲームコーナーあり

おおま温泉海峡保養センター体験レポート

おおま温泉海峡保養センターの外観と館内。外観写真はクリックで拡大。

　夫が大間に来た目的は、日本最○端とかいう煽り文句に弱いと言うのもあるが、なんといっても大間のマグロを食すため。
　(言うまでも無いが私は温泉に入るため)
　「海峡保養センターで食事もできるみたいだから行こう。食事ついでに温泉入ってもいいよ」
　よっしゃぁ。
　この一言で、大間温泉養老センターに続いて海峡保養センターにも寄れることになった。万歳。

　おおま温泉海峡保養センターは、さっき通り過ぎたから場所は判ってる。
　地元の年配者のための公衆浴場である養老センターと比較して、こちらは思ったよりずっと大きな施設。
　観光施設でも有り、地元のコミュニティーセンターでもあり、宿泊もできるという感じ。
　もともとは大間町営であったところ、2013年にグリーンストアーという会社に経営権が移っている。

マグロ一本釣りの町の顔出し看板とおおま温泉海峡保養センターの休憩室

　館内に入るとすぐ左手に食堂があって、ホワイトボードに書かれた本日のお勧めは「大間産　まぐろ丼2,700円」。
　日替わりメニューは「まぐろの漬け丼1,000円」「豚キムチ定食900円」。その他に「大間牛すき焼き定食1,300円」もお勧めらしい。
　食事はお風呂の後にしよう。浴室へ向かう途中には健康ランド的なゲームコーナーもあった。

おおま温泉海峡保養センターの浴室入り口暖簾とプールみたいな浴室

　露天風呂は無いが浴室は広々としていた。
　浴室の床は柄物のフラットなタイル、浴槽は細かい円形の青いタイルを蜂の巣状に並べたもので洒落ている。リゾートな白い椅子なんかもいくつか置いてある。
　浴室なんだけど、室内プールみたいな雰囲気がある。

　男湯は空いていたみたいだけど女湯は激混み。年配者が多いが小さい子連れもいる。それもお風呂の中じゃなくて洗い場が全て埋まっている系の混み方。むしろお風呂に入っている人は誰もいなかった。
　温泉浴槽の他に、奥の方に水風呂とサウナがある。

おおま温泉海峡保養センターの浴槽と貼紙。浴槽の写真はクリックで拡大。

　なんというか、温泉が好きなら養老センターの方に行けとみんなが口をそろえて言うのが判る。
　お湯は無色透明。浴槽の中もクリーン。あの養老センターのうす濁りで何もかも赤茶色に染まっているのを見た後だと、整形美人かや～と思う感じ。
　なんというか良さとか個性が失われているもったいない感。

　入ると塩分はしっかり感じるが他の特徴は消えている。磯や金属のにおいもしっかり消臭。
　しかし汗は引かない。猛烈にあったまるのは確か。

　ここでの衝撃はまず脱衣所の貼紙。
　浴場内での禁止事項
　・毛染め　←わかる
　・毛染め洗い流し　←もう毛染めはいいから
　・ムトウハップの使用　←!!
　・サウナスーツの着用　←!!

　もう一つの衝撃は奥の水風呂。
　近づくと何か銀色のものがぷかーっと浮いてる。
　空き缶の底のようだがと持ち上げると・・・
　ジュースの缶だった(ファンタ・もちろん未開缶)。
　なななななんで？
　まさかと思うが水風呂で冷やしておいて、入浴中にクッと一杯？
　浴槽の横で一人だけぐたーっと寝転がっているおばちゃんが怪しいが。
　なんかいろいろと想定外!!

おおま温泉海峡保養センターのレストランと大間牛すき焼き定食

　お風呂から上がってみると、日替わりメニューのまぐろ漬け丼が消されていた。お手頃価格だったし売り切れたらしい。
　夫はやっぱり大間と言えばこれだろうと大間産まぐろ丼を、私はちょっと迷って大間牛すき焼き定食を頼んだ。

　結論を言えば大間産まぐろ丼はものすごく美味しかった。
　夫から二切れほどもらっただけだけど、本当にほっぺたが落ちそうだった。
　それから比べると影が薄くなっちゃうが、大間牛すき焼き定食もお値段以上にボリュームがあり、味もとても良かった。
　おおま温泉海峡保養センターの食堂の雰囲気は、椅子やテーブルも簡易なものだしあまり高級感が無いが内容は豪華だった。