子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ 温度はきもち熱め、滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所に大きな畳の台あり
子連れ家族のための温泉ポイント
受付は無人で、3分ぐらい声を張り上げたり待ったりしてみたけど誰も来ない。朝6時半という早さから、夜20時までという遅くまで日帰り入浴を受け付けているので、ずっとフロントに張り付いているわけにはいかないんだろうけど。
「ここ新岡温泉は、「青森一の温泉湯質」とNHKで紹介されました」と、可愛いイラストともに書かれた手書きの張り紙がある。
googleマップで口コミを調べてみると、無人なので入浴料の400円を受付に置いて黙って入ったという書き込みがあったので、悩んだけど自分もそうすることにした。
一緒に来た夫は、一つ前に入った三本柳温泉でいたく満足してしまい、ここは入らずに車で休んでいるというから、私一人で来ていた。
脱衣所には「モール温泉の為、お湯の中に黒い粒が入っていますが、これはゴミではありません。湯花です。浴そうは毎日そうじをして、お湯を取りかえています。」という張り紙もある。えっ、黒い湯花とか楽しみなんだけど。それに毎日お湯を張り替えているのかー。嬉しいな。
お湯の温度は44度と少し熱め。ザバザバと浴槽の縁を越えて溢れてくるのが嬉しくなる。
モール泉らしいにおいも、よくある枯草のようにほのかなやつじゃなく、揮発してくるウイスキーのように主張が激しい。湯口からはさらに僅かにゆで卵臭もする。
味は複雑。甘塩味でじゅわっとしたテクスチャー。少し金属をなめたような収斂味もする。
肌触りはとてもつるつるする。おかげで肌はすべすべ。見上げると窓から岩木山。
湯口はね、ちょっと笑っちゃった。浴槽の角っこに古い湯口があるんだけど今は何も出ていなくて、その代わりに窓の外から突っ込んである太いパイプからドバドバ出てるの。手作りっぽいし、仮設備っぽいし、それに窓の隙間から突っ込んであるなんて。
湯上がりに受付に女将さんがいたので、お金を置いて入らせてもらったと言うと、「いーのよー」と。
また、外に出ると車の所で夫とご主人が話し込んでいて、有名な温泉ジャーナリストや研究家もよくここを気に入って来てくれるんだと教えてくれた。そして私が先ほど女将さんに言った言葉を繰り返すと、「みなさん受付にお金を置いてそのまま入られるから、みなさんそうだから大丈夫」と。