北小苑温泉

子連れ家族のための温泉ポイント

北小苑温泉体験レポート

「元は魚屋なので、うちは魚の目利きだよ」と女将さん。お風呂で会った常連さんも、ここは魚が美味しいんだから、絶対焼き魚定食を食べていってと言っていた。

北小苑温泉の看板と幟

場所は岩木山麓の北東。岩木山麓の湯めぐり手形があと1枚残っていたから、なんとなく地図で見つけて寄ってみた。事前に何も調べていなかったので白紙。そして行ってみたらなかなか面白い所だった。

あの建物のどれかかなぁ

看板に従って曲がると、未舗装の道で電波も通らない。どの建物かわからず、食堂の幟と受付と書かれた棟を見つけて聞くと、ここで受付（支払い）をしてから、別の場所にある浴室棟に行くシステムだと教えてくれた。

受付と食堂の棟

何かの養殖跡？それとも魚屋さんだったなら生け簀？

浴室棟は少し離れて、完全に独立していた。食堂に貼ってあったNHKのふだんぎの温泉の記述によると、15年がかりで温泉を築き、1999年に開業したらしい。2002年の放送で3年前開業とあるから。

少し離れた温泉棟

脱衣棚はなく、脱衣籠を床に置くタイプ。

注意書きの掲示

浴室入口

お湯の温度は44度ぐらいかな。どちらかというと気持ち熱め。浴槽は内側が石で縁が木製。その縁をザバザバとお湯が掛け流されていく。

浴室

黄色っぽい色で、においはモール臭だがそんなに強くない。ただしトロミがある。すべすべ感は強く、泡付きもある。味はほんのり塩味。温度の高さもあって、すぐにのぼせそう。肌は完全に乾くまで、ベトベトするタイプ。

湯口

そして露天風呂らしいものがあったので見てみたら、すっごく景色がいいのにお湯が入っていない!!?

お湯の入っていない露天風呂

湯上がりは後から来た常連さんにオススメされたので、ランチを取っていくことにした。

戻ってきた受付と食堂棟

食事メニュー、おすすめは焼き魚定食

焼き魚定食は、フキ、ワラビ、シイタケなどの小鉢が付き、魚はギンポウ、サバ、ホッケ、目抜きから選ぶ。ギンポウを選んだ。確かにとても美味しい。

ギンポウの焼き魚定食

キャラクターかな？酔っぱらったフクちゃん

なお、露天風呂が空っぽになっている理由を聞いてみたら、お客さんから虫の苦情が多く、受付から離れているから虫害対策の管理がしきれず止めてしまったと。そんな理由で露天風呂が廃止になったのは初めて聞いた。めちゃめちゃ景色の良い露天風呂だから残念。

帰りにタケノコも買って帰った