黄金崎不老ふ死温泉

波打ち際のひょうたん型混浴露天風呂から日本海一望

  • 所在地 青森県深浦町艫作下清滝15 TEL 0173-74-3500
  • 公式サイトURL http://www.furofushi.com/
  • 泉質 食塩泉(食塩鉄泉)
  • 日帰り利用料 大人600円、こども300円
  • 日帰り受付時間
     海辺の露天風呂8:00~16:00(受付は15:30まで)
     本館内風呂8:00~21:00(受付は20:00まで)
     新館内風呂10:30~14:00(受付は13:30まで)
  • 設備等 食事処、有料個室休憩室
  • 毎月26日(フロの日)は無料
  • ※海辺の露天風呂には洗い場の施設が無いため、海辺の露天風呂入浴前に内風呂で体を洗ってから移動すること
     (体験レポートでは先に海辺の露天風呂に入っていますが、現在はルールが変更になっています)
  • ※海辺の露天風呂は高波など荒天時はクローズ
[2002年8月のデータ ただし日帰り料金・日帰り受付時間は2015年3月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 渚の露天風呂はとてもぬるい、新館のお風呂は少し熱め
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★ 新館の中のお風呂なら、脱衣所にベビーベッドなどもある 

黄金崎不老ふ死温泉 体験レポート

不老ふ死温泉の入り口 不老ふ死温泉の波打ち際の露天風呂
不老ふ死温泉の正面入り口と、渚の先端に見えるのが有名な露天風呂

 遠くからも白い近代的な風車が回っているのが見える。このあたりは風が強いのだろう。艫作の突き出た岬にある、海沿いの露天風呂があまりに有名な黄金崎不老ふ死温泉。

 新館の入り口は秘湯という雰囲気とはおよそかけ離れている。綺麗で近代的な大型ホテルという感じ。大型観光バスが何台もやってきそうだ。
 ロビーに海辺の露天風呂へ行く道筋を書かれた紙が置いてある。お金を払ったら一枚もらっておこう。廊下を進んで、浴室と書かれた表示どおりに右へ曲がると、新館のお風呂だ。あの有名な露天風呂へ行くためには直進して、延々と階段を降りていかなくてはならない。

 表示にしたがって重いドアを開けると、いったん外に出る。砂浜を行くと、海沿いに岩で囲まれた露天風呂。

 外にあるので、勝手に入る人がいるのだろう。入浴は有料だと明記されている。
 向かって右が女性専用で左が混浴だ。
 ロケーションはほぼ同じ、形は混浴が瓢箪型、女性用が円形。大きさも不公平を感じるほどには違わないので、人が多いときには女性は女性専用に行った方がのんびりできるかもしれない。

不老ふ死温泉の海の見える混浴露天風呂 不老ふ死温泉の海の見える露天風呂入り口
渚の混浴露天風呂とその入り口

 いやぁ、写真などで何度も見ていたけれど、実物はやっぱり凄い。
 岩礁に波が砕け散る。海が本当に目の前で、凄い開放感。遠くても来た甲斐がある。一生に一度は入りたいお風呂の一つだ。
 岬なので絶えず風が吹き付け、またかなり岩が多いので、波が大きい。これがこの露天風呂の絵になる要因なのだろう。日本海に沈む夕日とセットで楽しむのが、本当は一番の贅沢らしい。

 服を着たままの見学者が沢山うろうろしていたので、私は混浴は見学だけにして、女性専用に入浴した。人が多くてもお風呂に入っている人だけならば、もう少し混浴でも落ち着くのに。

 濃い黄茶色で、底はまったく見えない。赤錆色の湯の花がゆらゆら浮いている。猛烈な鉄錆の匂い。味は塩分がかなり強く、味の濃すぎる海苔茶漬けみたい。温度は相当ぬるく、7月終わりの今日でも、寒くて長湯はできないという感じ。浴槽は浅めで、二歳の次女でも十分背が立つ。
 子供にしたら、ぬるくて浅く、嬉しいらしい。何時までも出ようとしない。海も見えるし、海鳥も近くに飛んでくる。

 塩分が濃い割に、ぬるく、海風に体温を奪われるためか、あまり温まらない気がするので、新館の内湯にも入ってみよう。

不老ふ死温泉新館の浴室 不老ふ死温泉、新館の露天風呂
新館の内風呂と露天風呂、露天風呂から見下ろすと左手に波打ち際の露天風呂も見える

 新館の浴室は、ちょうど露天風呂から背後の建物を見上げたあたりにある。こちらにも露天風呂と、それから内湯もあるので、ちょうどこちらの露天風呂からは、渚の露天風呂を見下ろす形になる。

 こちらは脱衣所も浴室も大変に綺麗で新しく、脱衣所にはベビーベッドなども備え付けてある。
 内湯は泡風呂の真湯と、温泉の浴槽と二つある。

 全部入り比べて思ったこと。波打ち際の露天風呂、建物内の露天風呂、内湯、三つ全部あまりに違うのである。源泉は同じようにも思えるが、二本あるということなので、もしかしたら海沿いだけ別なのだろうか。

・海沿いの露天風呂
 温度 相当ぬるい
 湯の花 少し浮いている
 色 濃い黄茶色で濁って底は見えない
 匂い 赤錆臭
・新館の露天風呂
 温度 まあまあぬるい
 湯の花 ほとんど浮いていない
 色 それほど濃くない黄茶色で濁っている
 匂い 錆びていない鉄釘の匂い
・新館の内湯
 温度 そうとう熱い
 湯の花 まったく浮いていない
 色 黄色っぽいが透明で底がよく見える
ちなみに味はどれもほぼ同じ。

 お湯の鮮度がまったく違うのか?
 もちろん一番新鮮なのは、内湯。次が内湯に併設された建物内の露天風呂で、一番劣化しているのが波打ち際の露天風呂だ。
 含鉄系の湯は劣化が早いのかな。

 ロケーションなら断然、波打ち際の露天風呂だが、泉質を優先するなら、内湯に入った方がいいだろう。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 岡崎天然海水プール(岡崎海水浴場) 景色も良くスライダーもある設備の整った海水浴場
  • WeSpa椿山(コテージや電動スロープカー、温泉もある)
  • 千畳敷(景勝地 海水浴場もある)
  • ミエールふかうら(海中探勝遊覧船)

女性の混浴風呂攻略ポイント

  • 海沿いのひょうたん型の混浴露天風呂
     入浴者だけでなく見学者も多くて落ち着かないが、お湯は不透明なので入ってしまえば見えない。
     脱衣所が外から簡単にのぞけるところにあるので、更衣は隣の女性用の露天風呂で済ませて、タオルを巻いて混浴に移動するのがいいんじゃないかな。
     そうすれば、混浴の脱衣所ではタオルを外すだけですむので。