子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 温度はぬるめ、滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
2015年の青森旅行の時に、目の前を通り過ぎながら寄れなかったことがずーーーーっと心残りだった温泉。それが頭の片隅に引っかかったままで、2023年にふたたび青森旅行を企画した時に、とにかく姉戸川温泉だけは寄ろうと思った。
意外にも駅前温泉なんだね。近くに青い森鉄道の小川原駅がある。
昭和レトロな脱衣所、タイル張りの浴槽、古いカランと固定のシャワーなど、どこか懐かしい雰囲気が漂う温泉銭湯。
お湯は透明感のある緑色。長方形の浴槽の端に、上から打たせ湯のようにお湯が落ちてくる。その下にもコンクリブロックの山型の湯口有り。カランからも水道水じゃなくて温泉水が出てくる。
お湯の温度は37度ぐらい。ほんのり体温より高く、入っていても寒くはないが、38度を超えるとそれなりにのぼせる時もあるが、ここはそれもない。お湯の表面にマーブル柄のようにアワが流されていくのが見える。
入ると細かいアワが肌につき、それを払うとするりと滑る。アルカリのトロトロとの相乗効果で、いつまでも触っていたい極上の手触りになる。これは一度入ると出られなくなるやつ。
何かにおいはあるにはあるが、とにかく味とにおいはとても微かで、肌触りとアワと温度がとにかく絶妙。
浴槽内には妙な段差があり、長方形を三分割すると、湯口側が少しだけ浅くなっていて、中央が普通の深さ、一番遠い側は浴槽の底が何故か緑色で半身浴ほどの浅さ。
昔の番台らしきところに浮き輪が見えた。子供用かな?おもしろい。
上がると37度のお湯に入っていたとはとても思えない温まり方。正直、尋常じゃなく温まっている。炭酸泉に入った時みたいに中からぼやんとじんわりと温まっている。肌は完全に乾くまで少しべとつく。
最後にロビーを撮影していたら、ご主人に「温泉を回っているの?」と聞かれた。見るからに旅行者ですものね。そして「あんまり入りすぎると疲れるよ」って。ですよね、ですよね。はい、いつもそうは思うんですけどね。