子連れ家族のための温泉ポイント![]()
- 温度★★★★☆ 泉質★★☆☆☆ 濃い塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドは無いがベンチあり
子連れ家族のための温泉ポイント![]()

雨が降っていたが、駐車場からこれならすぐに建物に入れると思ったそれは違った。共通の駐車場を持つ隣のレストラン「すぎのき」だった。目指す安楽温泉は奥。道路からは見えにくい位置にある。

この辺りは由利本荘の町中で、背後は山になるが、温泉の手前側は住宅地といってよい。建物の外観は、国民宿舎とか第三セクター的な雰囲気。

こちらの温泉は明治32年開湯。面白いことに当初の源泉は11度の単純鉄冷鉱泉で、枯渇してきた平成22年にボーリングして湧いた現在の源泉は50度弱の含よう素―ナトリウム―塩化物強塩温泉。強塩泉だよ、めちゃめちゃ濃い。

玄関から受付まで土足なので、どこで靴を脱ぐか迷う。建物は少なくとも別々の2棟が階段で繋がっていて、受付より奥の棟が浴室や宿泊施設で、その別館的な建物の入口で靴を脱ぐようになっている。

浴室に入ると、いかにも含よう素の強塩泉らしいにおいが漂っている。ペンキ+鉱物のような。そして露天風呂に出てみると、そちらは内湯のお湯のにおいにさらに華やかな臭素集のような、灯油のようなにおいが加わる。

浴室は内湯も露天風呂もわりと閉塞感がある。内湯の窓は広いし、露天風呂はもちろん露天なのだが、「安楽温泉」の背後が山で斜面になっているためか、まったく展望がない。展望どころか、斜めのコンクリートブロックの塀が迫っている感じ。その上は地面なので緑も見えないことはないが。

内湯の湯口は、大きくは無いが析出物が固まりつつあり、お湯の表面には泡が浮いている。淀みには濁りと粉のような湯の花も。

濁りや色は4日によって変わると張り紙があったが、この日は鈍い青緑のような、とにかく鮮やかさの無いダルトーンで、お湯の流れるところは赤茶色。少しヌルリというか、すべすべというか、強塩泉でビリビリしょっぱいというか、そんな印象のお湯

水風呂が30度と温度が高く入りやすい。サウナを使わなくても入れる温度。でももしかしたら通常はもっと冷たく、他のお客さんがお湯を入れすぎたのかもしれない。水とお湯の蛇口が付いていたので。サウナは座るところこそ1段しかないが、サウナストーンや砂時計のある本格的なもので、そこそこ熱い。

湯上りはさすがに強塩泉なのでベタベタする。肌が完全に乾ききるまでなんとなくベタベタが続く。とにかく町中の温泉とは思えないほどパワフルだった。塩分濃度が濃い温泉に入ると、どっと疲れが表に出てくる。これもデトックスの一環か。