2.何が何でも地物のキンメダイを探せ
行く前からyuko_nekoさんとがっちゃんは、行ったら買い過ぎちゃうかもと言っていた。さっそくあちこちの店で捕まっている。
子どもたちは手作りの手芸品など売る店で、ビーズの指輪にご執心。
それぞれデザインの違うお気に入りを見つけて買ってもらっていた。
目的の一つはキンメダイ。
yuko_nekoさんがキンメダイのしゃぶしゃぶが美味しいというので、何とかゲットして今夜のメインディッシュにしたい。
しかし、一昨日までは大嵐だし昨日まで風も強くて漁師も仕事があがったり。鮮魚はあまり見あたらない。
一軒の出店でようやくキンメダイを発見。
「どうする?」
しかしタイは目の前に並んでいるが、朝市の出店ではさばいてもらうのは無理だろう。
出店は大体、通りにちゃんとした店舗を構えているから、そっちに行った方が良いのではないかということになった。
それにしてもタイを見つけた時点で魚屋と交渉しておくべきだった。
このことは後でとっても後悔することになる。
がっちゃんもyuko_nekoさんもあっちの店でつかまり、こっちの店でつかまり・・・捕まる度に手荷物が増えているような気がするのは気のせいだろうか。
それからようやく車に戻って、次はどうしようということになった。
実は昨日から子どもたちに、「明日はプールと水族館のどっちがいい?」と聞いていたのだが、ちび姫ちゃんはいつも「プールがいい」と答えていたので、今日は温水プールに行こうという話になっていた。
この辺で温水プールというと、思いつくのは
ホテル三日月だ。あそこのスパドーム・アクアパレスってきっと温水プールに違いない。
水族館というのは鴨川シーワールドのつもりだった。この辺は先月行った鳴子と違って、温泉は貧しいが、子供の遊ぶところはいっぱいある。
なので、まずはホテル三日月に行く道々でキンメダイを売ってくれそうな魚屋を探して、それからみんなで三日月に行こう、と、こういう計画になった。
しかし、良さそうな魚屋は見つからなかった。こう、裏通りにあって地元の人が使うような魚屋がいいんだよね、なんて勝手な条件を付けると本当になかなか見つからない。
仕方がないので少し計画を変更した。
女性陣と子供とで先に三日月に入って、男性二人は三日月から徒歩で魚屋を探すというもの。
そしてキンメダイを見つけたら午後までにさばいてもらって、帰りに受け取ってキャンプ場に帰る・・・と。