天守閣の裏手には展望スポットがあった。
高台から弘前市街地を見下ろして、正面にたぶん岩木山が見える。
たぶんというのは、稜線のほとんどが雲に隠れていたからだ。
雲と言っても昨日までの厚い灰色のものではなく、薄雲だから全体的には明るい。
そこに立って柵の下を見下ろすと蓮池があり、蓮の花が咲いていた。
弘前城の天守閣を一周して元の追手門に戻って来た。
駐車場上の、市立観光館で地図をゲットする。
方向音痴の私は地図を読むのは夫に任せる。
ただ、えーと、洋館めぐりの前に、この近くに大阪屋という和菓子屋があるみたいだよ。甘いもの好きの娘のためにお土産を買って行こうよ。
市立観光館から大阪屋までは徒歩5分弱。
なんてことない通りに面した和菓子司は、思っていたより由緒ありげな外観だった。
さすがは津軽藩御用達の和菓子屋さん。
入り口のガラスに錦玉という文字が半紙に書かれて貼られている。
錦玉とはどんなお菓子ですか?と聞くと、お店の人は試食用の器を出してくれた。
私の好きな琥珀という和菓子に似てる。ゼリー羊羹みたいな。
これと、ワッフルなどを購入した。
これで娘たちへのお土産もOK。