スパウッド観光ホテルは三角屋根の山のリゾート風外観。
でも駐車場に停まっている車は横腹に社名の入った白い軽トラばかり。
中は吹き抜けの食事処など、ここも外観同様ちょっと洒落た感じだ。椰子の木が中央に飾ってあったりすると、青森なんだけど南国っぽく見える。「森とワインと天然温泉ホテル」っていうキャッチコピーもあるようだ。
脱衣所はベビーベッドは無く畳のベンチがある。
脱衣所の雰囲気は公共センター系の日帰り温泉風。
浴室の一角に露天風呂に出るドアが付いていたので、先にそっちに行ってみた。
思ったより大きな岩風呂があり、雰囲気も悪くないが、ほとんど壁と屋根に囲われていて、これを露天風呂と呼ぶのはいかんような気もする。
ポジティブに表現してもせいぜいが半露天風呂と言うところ。
お湯は無色透明。少し茶色の湯の花もあり。
露天風呂の岩風呂は、岩の湯面の境のところに白い析出物がぼつぼつと塩状に固まっている。
甘塩味でちょっとぬるめ。
浴室内の方は、40.5度と45.7度と水風呂の三つの浴槽有り。温度はそれぞれ電光掲示板で表示されている。
40.5度のぬるめは圧注浴つき。
45.7度の方は熱いことは熱いが比較的入りやすい。
きしつきが強くおだやかに見えて後からへろへろになるタイプ。
結構掛け流されていくお湯の量が多く、特ぬるめの浴槽は浴槽の縁の角のところから湯口みたいに溢れていくのが面白くて、これはたまたま隙間が空いたのかなと思ったけど、どうも男湯も同じだった模様。わざとなんだろうか。
ここでの思い出はと言えば、地元のおばちゃんにつかまって、上がりかけた45.7度でいつまで入っていられるかの我慢比べみたいになっちゃったことで、しかも脱衣所でも延々と身の上話が続いた。猛烈にのぼせた。いろいろ倒れるかと思った。
なお、上がってから車の中で露天風呂の話をしたら、夫は「気付かなかった! 露天風呂なんてあったの!?」と驚いていたが、後から調べたら実は露天風呂は一つしか無くて、男湯と女湯は日替わり交代制なのだった。
つまり最初から露天風呂に入れたのは、あの日は私だけだった。
なんか申し訳ないね。