さかた温泉の外観は、四角張っているがそこそこ快適に綺麗な感じの町中の銭湯だった。
青森の日帰り温泉は券売機制が多いが、中でもその券が紙ではなくプラスチックの札のところもよく見る。
最初に札だったのがここ。何ともレトロでエコな感じだ。
脱衣所にはベビーベッドやロッカーの他に、昭和なパーマ機みたいなカプセルタイプのドライヤーが置かれていた。こういう雰囲気、好き。
浴室は思ったより広く、結構湯気がこもっている。
薄黄色透明なお湯で、判りやすいすべすべとろとろ感がある。モール泉っぽい淡いにおい。
中央に大きな浴槽があり、奥の壁寄りに少し小さな浴槽があって、これは真ん中で仕切って二つに分けてある。
中央の浴槽がぬるめで、奥の二つが熱い。熱いと言っても43度~ぐらい。
熱い方は右が下からジャクージが出ていて、左は何も無し。
ぬるい方はとにかく湯口が浴槽の中央で噴水みたいに上がっているのが目立つ。
熱いのとぬるいのと交代で入るといいみたい。
親切な地元のおばさんが、桶と椅子をあっちから取ってきて使いなさいといろいろ教えてくれる。
逆に最後にうっかり浴槽の縁に最初から置いてあった桶も片付けようとしたら、それは縁に置いとかなきゃダメと怒られてしまった。
縁には他にも最初から置かれていた桶があったが、いくつ並べておかなきゃいけないとかローカルルールがあるのかもしれない。
すぐにのぼせてしまってあまり長く入りっぱなしになれないお湯で、そろそろ限界。
夫曰く男湯は激熱だったらしい。
逆にさっきの東八甲田の熱湯が激熱とは言っていなかった。女湯はあっちの方がものすごく熱かったけど。