◆◇会津東山温泉巡り◇◆
駐車場の道向かいに飯盛山の山腹に伸びる長い長い石段が見えている。
入口の両側には数軒の土産物店。
これらの店より売り上げを伸ばそうと階段の上の土産物屋が駐車場を運営しているのか。
近づいてみると石段の右側には飯盛山動く歩道という有料エレベーターが動いていた。
階段を自力で登りたくない人は往復、あるいは登りだけでもこういうものを利用すれば楽に白虎隊墓所まで行くことができる。
途中に白虎隊記念館という古びた資料館があり、さらに少し角度を変えて石段は続いている。
息を切らせながらかなり登ったところで振り返ると眼下に広がる会津若松の街の眺めが素晴らしかった。
ハンサムウーマン八重と会津博の幟が立っている石段を全部登り切ると、そこは木々に囲まれた小さな広場になっていて、まず目につくのは右前方に立つヨーロッパ風の大鷲が羽を広げかけた銅像。ギリシャ・ローマ風で違和感がある。
これは実はローマ市が寄贈してくれた本物の古代の石柱で、ベスビオ火山の噴火跡から発掘されたものだそうだ。白虎隊の精神に感銘を受けたローマ市から昭和3年に寄贈されたという。それを知ると感慨深い。