ワイン市場のテントは全部で24。それぞれ三つのグループに分かれていた。
グラス売場に一番近い中央は、サントリーやメルシャンなど大手。左右が中小のワイナリーのようだ。
自由になるのはパパが子どもたちと他の会場を回っている間だけなので、とても全部は回れない。向かって左側のテントに絞ることにした。
左側にテントを出していたのは、錦城ワイン、ダイヤモンド酒造シャンテワイン、中央葡萄酒グレイスワイン、麻屋葡萄酒、大和葡萄酒デリアンワイン、フジッコワイナリー、シャトー勝沼の7社。
それぞれのワイナリーが5~8種類ぐらいのワインを並べていて、好きなものを選んで試飲させてくれる。だから左側のテントだけでも端から飲んでいたら40~50種類ぐらい味見できる計算になる。全テントを回れば100~130種類ぐらい飲めるのかも。これはもう500円なんてまったく安すぎだ。
でもさっき書いたように時間も無いし一人で回っても楽しくないので、結局私が味見したワインは7軒×2種類ぐらい、全部で14種類だった。
その中で気に入ったものを三本買い求めてしまった。
- 1.中央葡萄酒グレイスワインの周五郎のヴァン 2,700円
- 高かった。高かったけど買いたかった。辛口好きの私が甘口を買うなんて・・・なんだけどやっぱり買いたかった。ワイン離れした味がすると言えばそうだし、ワインらしい味がすると言えばそうかも。ちょっと冬に暖炉の前で飲みたい味がする。
- 2.フジッコワイナリーのフジクレール クラノオト デラウェア 1,500円
- フジッコってあのお豆のフジッコ。無濾過生ワインで天然微炭酸。熟成したのが好きな人には向かないかも。ちなみに私は大好きな味。さわやかでぷちぷち。
- 3.麻屋葡萄酒の麻屋甲州(甲州特別限定醸造1017) 1,500円
- 私が思い描く甲州種の辛口白ワインそのもの。シンプルに美味しい。和食と一緒に楽しみたい。刺身や甘エビで一杯。えへへ。
「三本も買ったのー!?」とパパ。
でもこんなにいろんな種類のワインを好きなだけ味見してから買えるチャンスはそんなに無いし、特に大手以外のワイナリーは。
「さ、もう帰るぞ帰るぞ」
よっぽどパパは詰まらなかったらしい。まあ葡萄(というか、果物全般)は好きじゃないし、ワインは飲めないしだもんね。
私もこの祭りはできたらワイン好きのyuko_nekoさんと一緒に回れたらもっとずっと楽しかったはず。味見しては「これが美味しい」とか「これは○○と合わせたい」とかおしゃべりしながら回るの。
「お腹空いたー」と子どもたちが言ったので、お祭り会場を出る前に焼きそばを買って食べた。
私が試飲している間にパパと子どもたちは何かゲームをやっていたようで、後から賞品のポケモン人形を見せてもらったが、どう見てもこれってぱっちもん。