宮島に上陸すると凄く暑かった。
じりじりと直射日光が照りつける。
フェリー乗り場を出て左手に向かって歩きはじめると、ただっ広い石畳の広場の隅で農産物か何かを売っているテントが一つだけあった。
あとは鹿。鹿がそこら中をうろうろしている。
飼っているわけではなかろうに。奈良公園を思い出した。宮島の鹿も神様のお使いなんだろうか?
さらに進むと右手が海岸、左手が土産物屋という通りに出る。
ここは頭上にロープが張り巡らされていて、なんだろうと思ったら日よけのシートを掛ける為のものだった。
何故か一匹の鹿が店の入口からずっと動かない。
まるで店がオープンするのを待っているみたい。ここのお店の人と仲良しなのかな。いつも餌を貰っているとか?
やがて土産物屋も途切れて石の鳥居。
ここからはもう遮るものも無く、海上の大鳥居が見えている。
鳥居には伊都岐島神社と記された扁額が掛かっている。沖側には嚴嶋神社と記されているそうだ。
通る人通る人みんな大鳥居を撮る。やっぱり外国人の姿が多い。