鼠ヶ関は今でも県境だがその名の通り昔は関所があった場所。白河関・勿来関とともに奥羽三関のひとつであった。近くには史蹟念珠関址があり、江戸時代には鼠じゃなく念珠の字があてられていたことがわかる。
地形的には港があり、弁天島と道が繋がっているためごく小さな半島のようになっている。
ここに鼠ヶ関鮮魚センターがあった。
確かにあったが、思っていたよりずっと規模は小さかった。
そして鮮魚センターで飼われているらしい超大型犬が三匹転がるように出てきてふんふんと鼻を押し付けてくる。ものすごく人懐こいわんちゃんたちだ。
私はついついわんちゃんを目で追ってしまったが、その隙に夫はさっさと鮮魚店で買い物を済ませた模様。さあ行くぞと言われて後にした。
この先の海岸線は、昨日の男鹿半島に負けず奇岩怪岩ぞろい。笹川流れという日本海有数の景勝地で、次々と目を奪われる光景が現れる。
が、しかしいかんせん天気が悪い。そして時計と反対回りをしている以上、助手席からは運転席の隙間から海を見る状態になって、結局楽しみにしていたのに何もできないまま終わってしまった。
こういうのって、また次のお楽しみってことにしておけばいいのかな?
もう少し天気が良ければ船に乗るって選択肢もあったんだけど・・・夫は船酔いするタイプだし、どっちにしろゆっくりとは見られなかったかもしれない。