毛越寺は、もちろん悪くなかったけど、何だかイメージが違っていたなと思いつつ、次は中尊寺へ。
こちらは思ったよりずーっと規模が大きかった。毛越寺より何倍も時間を取っておかないとゆっくり見られない。それに山を登るような急坂が多く、体力も消耗する。
中尊寺と言えば金色堂なのだが、金色堂以外にもたくさんの見どころがあり、金色堂のイメージだけが先走るのは勿体ないとすら思えた。
中尊寺は天台宗東北大本山の寺院。奥州三十三観音番外札所。奥州藤原氏の初代・藤原清衡が建立した多宝寺が始まりのようだ。
もちろん世界遺産にして、国の特別史跡。岩手県最大の観光名所でもあろう。
今日はまだGWの少し前なので駐車場にも余裕がある。駐車場前には土産物屋や食事処が軒を連ねていて、夫は次女と二人で来た時、あそこの甘味処で食べたと目の前の店を指差した。
車から降りると杉並木の坂道。月見坂というここは、巨大な杉ばかりで大きさの感覚がわからなくなる。樹齢400年だって。そしてその坂道はどんどん急になってきて、途中からはなんなのこの斜面、登山じゃないんだから登山じゃ・・と嘆きたくなるほど。
そして登っただけあって途中の展望スペースからの景色は素晴らしい。高架の線路、高速道路、ダム湖、畑、遠くの山々。近景にはまだ桜も咲いている。