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田貫湖キャンプ場便り

4.はじめてのおつかい



 今日はもう一日雲の中だと思っていたのに、空はよく晴れて富士山もくっきり見える。
 明日からはどうなるか判らないけど、今日の天気だけでもめっけものかもしれない。

 マタギさんは氷を買いに行くと言って出かけてしまった。
 携帯のメールを確認すると、晶ちゃんとだださんは何やら近所で火事があったので火事見物をしていて遅くなったがお昼にはつく予定。紺碧七さんは今夜の食材が宅配便で届くのを待って家を出るので夕方になる模様。さらに晶ちゃんからのメールでえんぴつさんと消しごむさんは渋滞にはまっている最中とのこと。
 嬉しかったのは、忙しくてたぶん行かれない、行かれるとしても明日一泊と聞いていたyuko_nekoさんが、急に今日来られるようになったという連絡。
 yuko_nekoさんちのちび姫ちゃんはカナよりひとつ上の小学二年生。
 カナとはとても仲良しだが、レナはちょっとお姉ちゃんを取られてしまうので戦々恐々。

 お昼頃、晶ちゃんとだださんが到着。
 それからえんぴつさんと消しごむさんも登場。
 お昼ご飯はパパが沖縄~なメニュー、特製ゴーヤーチャンプルーを作った。
 夜のメニューは北海道のジンギスカンなので、お昼は沖縄風ということで。
 マタギさんたちもお誘いしたが、既にお昼を召し上がったと言うことだったので、食事の後に遊びに来てもらうことにした。
 ホント、違うところにテント張っちゃってごめんなさい、マタギさんご一家。


テントのすぐ近くに鴨が来た


 田貫湖にはカモがいる。
 子供たちがママー、ママーと呼んでいるのかと思ったら、それはグワワー、グワワーと鳴いているカモたちだった。
 湖を泳いだり、岸にも登ってくる。
 売店には100円でカモの餌を売っているので、パパが買ってきて子供たちにあげさせた。
 「但し、テントには入れるなよ」
 ひゃー、テントにカモが入ったら、そりゃ困るカモ。
 (寒すぎ)

 餌が無くなったら、パパは子供たちに買いに行かせることにした。
 いわゆる「初めてのおつかい」だ。
 キャンプ場の地図を手渡して、売店までの行き方を教え、100円玉を二つ渡した。
 二人は喜び勇んですっ飛んでいき・・・
 「心配だから見て来いよ」とパパ。
 なんだい、フォローするのは私かい。

 そうっと駐車場の方へ行くと、案の定二人は道に迷っている。
 「こっちじゃない?」とレナ。
 「違うよ!」知りもしないくせに断言するのはカナ。
 「もう一度パパに聞いてこよう」
 走りだそうとするのを「待て待て」と止めた。

 「あれ、ママ」
 「パパにはどうやって教えてもらったの?」
 「この地図の通りに行けば着くって」
 受付の時にもらったサイトマップだ。
 「それでどっちに行ったの?」
 「あっち」
 うーむ、方角はあっているようだ。
 「ついておいで」
 受付兼売店まで来て、中に入ると目の前にカモの餌が売っていた。
 「ここまでは来たよ」
 じゃ何で判らなかったんだ?
 「中に入らないといけないなんて思わなかった。外で売っていると思った」
 と言うわけで、初めてのおつかいは失敗の巻。


自分たちで買いに行かれるかな? よーし、競争だ
(はじめてのおつかいのテーマ曲でどうぞ) 建物の中で売っているなんて思わなかったよ




1-5.アラスカンマラミュートのレイラちゃんへ続く


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