高所だからじゃなくて惨事を目にしたショックでくらくらしながら橋を渡り終えると、対岸の公園も無残なありさまを曝していた。
猿と記念写真を撮ることを生業にしている人に聞いてみたら、公園までは水が上がってこなかったと言うが、たぶん豪雨にたたきつけられたのだろう、花壇が全滅していた。
なお、橋に青ネットが掛けられて工事をしているのは豪雨被害とは関係なく、元々紅葉の時期の前にメンテナンスをする計画になっていたものらしい。
しかし瓦礫の山はもちろん想定外で、また戻ってきて受付で話を聞いたらおばちゃんは、瓦礫はひとつひとつこれから引き揚げなきゃならない。綺麗にするまで凄く時間が掛かると思うと溜息をついていた。
まもなく紅葉の時期だけど、本当に大変そうだ。