19.yuko_neko牢名主女王様 誕生秘話
最終エピソード その3 【yuko_neko
牢名主女王様 誕生秘話】
いやぁもう、この日のyuko_nekoさんは凄かった。
たぶん私以外の誰に聞いても、この日の出席者はみんな声を揃えてそういうに違いない。
飲めば飲むほど燦然と光り輝き、そのあまりの眩しさに部屋に逃げ帰る輩もいたとかいなかったとか。
かくいう私も午前2時過ぎ、お風呂に行ってくると宣言したら、
「必ず戻ってくるのよ」と釘をさされてしまった、はい。
それでは犠牲者・・・もとい、女王様の僕となった某tさん(仮名)の証言をお聞き下さい。
「neko姉さん~♪(猫なで声で)許してください。(爆)ほぼ姉さんの僕となって、生きていきます。(泣)
実はここ10年間は、お酒が入ると全ての人をなで斬りにしていて、温泉オフ会となると、悪の化身とやってきました。ある人は枕で涙に濡れぐしょぐしょになり、ある人は私が言ったことで何時までも頭からはなれず仕事にもならなかったそうです。
別名、オフ会の夜ハンドル「悪徳商人越後屋」と有名なのですが、neko姉さんに比べたらまだまだですよ。いまだに爆撃されたことが頭の中をぐるぐるです。
・・・・・・中略・・・・・・
すいませんトイレいってもいいですかと問いに、5分したら直ぐにかえってくるんだぞ。とってもやさしいお言葉で、トイレに入りながらぶるぶる震えていました。」
果たして脚色はあるのでしょうか?
真実は闇の中。
とにかく朝までyuko_neko女王様に付き合ったサンダーバード隊もすっかりyuko_nekoさんファンになったということなので、如何に彼女が魅惑的だったか言葉を尽くさなくとも判ってもらえるかと思う。
いやいや、あの、これは誉め言葉だって。
そして私などは結局3時過ぎに寝たのだが、夜は9時に子供たちよりも早く床についてしまったうちのパパは、朝も早うと5時半にはいそいそと朝風呂に向かったらしい。
と、正面からよく知っている誰かが歩いてくる。
それはなんと、お供にサンダーバード隊を引き連れたyuko_neko女王様で、パパがさわやかに「おはようっ」と声を掛けると、ハイになった声で「お休みっ」と切り返されたらしい。
後からいろいろな方から聞いた話を総合すると、どうもこれが小枝子パパが不覚にもうとうとしてしまった空白の15分間の出来事だったのではないかと思われるのだ。