沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*
日差しはまだまだ強いが、何となく日が傾いてきた。
子どもたちはグラスボートの後も少しプールで遊んで、それから帰ることにした。
これで沖縄のビーチも見納めかと思って、私は白い砂浜を貝を拾って歩いた。
午後4時。
満足してベルパライソとウッパマビーチを後にした。
プールサイドの水シャワーで体を流して、タオルで軽く拭いたら水着のままで自然学校まで戻った。
プールを取り囲むようにコテージの並ぶリゾートホテル・ベルパライソ
今日も夕方は自然学校の庭にいる。
すっかりこれが定番になっている。
困ることと言えば、夕方になると蚊が多いこと。虫除けスプレーなどでは役に立たないぐらいに沢山蚊が飛んでいる。
犬のルナやヤギのメエーちゃんも刺されまくっているのではないか?。
ルナと言えば昨夜、こんなことがあった。
パパとレナがルナの近くにいたときに暗闇の中に別の犬がいるのを見かけた。
それをレナから聞いたとき私は、野犬かもしれないから外に出ちゃ駄目と言ったのだが、朝になってnaruさんとその話をしたら、それは近所で飼われている別の犬だということが判った。
「崖の上の家で飼っている犬なんだけど、ときどきルナに会いたくて脱走して来るんだよね。もう連れて帰ったから大丈夫」
飼い犬だったのかー。
でも脱走してくるなんて、沖縄では飼い犬もなかなか野性的だなと思った。
そんなことを思い出していると、
「おー、カモメが餌を取ってる」
目の前でカモメが海に突っ込んだ。
あはは、失敗したらしい。
空っぽのくちばしで飛んでいく。
私たちは海を見ながら飲んでいて、子どもたちはルナにちょっかいを出したりメエーに餌をやったり。
「そういえば、ママはまだ猫はウメちゃんしか見てないよ」
「えっ、ママ、白い猫、知らないんだ」
カナとレナは驚いて、私を建物の裏へ連れていった。
「この窓の向こうにね、いつもいるんだよ、いない?」とレナ。
「違うよレナ、もうひとつ向こうの窓だって」とカナ。
確かにレナの言う窓には何もいなくて、カナの言う窓のところには白い猫がいてこちらを見下ろしていた。