沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*
結局、パパはみそ汁、私はくろちゃんライスを注文した。子どもたちはとりわけで済ませるつもり。食事の量を考えたらいつもそんなもんだ。足りなかったら追加注文すればいいや。
沖縄でみそ汁を注文してみそ汁が単品で出てくると思ってはいけない。
沖縄でみそ汁と言えば一種の定食に近い。
ご飯はかならずついてくる。小鉢物や他のおかずもついてくることもある。さらに主役がみそ汁なのだから、みそ汁自体も具沢山でパワフルだ。はっきり言って、これひとつで十分満腹になる。
パパの注文したみそ汁にもご飯と酢の物などがついていた。みそ汁もええー、どこがみそ汁と思うくらいにどかーんと入っていた。
右上がお勧めくろちゃんライス、左下はみそ汁(もちろん定食状態)、右下はくろちゃんの女将さん
さて、問題のくろちゃんライスだが、これはご飯の上に挽肉と野菜の炒めたものが乗っかっている料理だった。
見た目は別になんと言うこともない。挽肉の牛丼みたいな感じだ。
ところが一口食べて、こりゃ美味しい。
確かにお勧めだけある。何がこんなに美味しいんだろう。
別に特別な素材を使っているとか洒落た味がするとかそういうのではなくて、子供の頃に戻ってお母さんの料理を食べているような、炒めたタマネギの甘みがあって子供向けの味なんだけど、それがまた懐かしいというか、不思議な味わい。
これは私だけじゃなくて子どもたちもそう思ったらしい。
レナも食べたけど特にカナが何杯も食べていた。
「美味しい?」とカナに聞くと、満面の笑みで「うん」と。
彼女はよっぽどくろちゃんライスが気に入ったらしい。後でくろちゃんの机に置いてあったお客様コメントノートに「くろちゃんライスおいし~」と書いたくらい。沖縄から帰るときに一番楽しかったことは?と聞かれてくろちゃんライスがベスト3に入るくらい。
店の壁にはサウスバウンドという映画のポスターが何枚も貼られていた。
ポスターがくたびれていたので私はしばらく前に公開された映画なのかなと思ったが、実は今秋公開予定の新しい映画だった。
沖縄が舞台で、古宇利島などでロケが行われたようだ。
よくよく見ると、ポスターに「この映画にくろちゃんの女将さんが出演しました」の一言。
何の役だったんだろう・・・。ちょっと気になる。
食事を終えて支払いを済ませるときに、女将さんに「くろちゃんライス、とても美味しかったです」と伝えたら、くろちゃんライスは元々自分の家の家庭料理だったものを、子どもたちの「美味しいからお店に出してみたら」という推薦があってメニューに入れたものだと教えてくれた。
「ぜひ家に帰ったらあなたも作ってみて」
ごめんなさい、料理音痴の私はレシピ無しでは作れませ~ん。