海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*
すっかり待ちくたびれた頃、ようやく食事が出てきた。
どれくらい食べるか検討がつかなかったので、子どもたちにはオムライスを二人で一皿。
パパは疲れた表情で一人前はいらないと言ったので、大人はスープカレーを二人で一皿。
オムライスは綺麗に飾り付けられていた。半分とろけかけた卵の上にケチャップとマヨネーズで繊細なライン。その上にぱらぱらと青海苔。
スープカレーは挽肉と、何だろう野沢菜みたいな葉物。見た目よりボリュームがあって、二人で食べてもお腹一杯になった。
店の壁際に沖縄関連の雑誌や料理の本が並んでいて、ぱらぱら捲るとこの店のことも出ている。
マスターは京都出身。店内は自分で手作りし、店を開くまでは料理も勉強したことがなかったとのこと。
マスターのあののんびりしているんだか焦っているんだか判らない不思議なリズムは、京都で培われて沖縄で更に磨きがかかったものか。
店名のなごみ家は、「和み」と「名護・見」を掛けているんだろうか。
これ以上ないくらいマイペースなカフェ。
美味しいと評判の店でも待たされるのが何より嫌いなパパは、もう二度と来ないと言い出すんじゃないかと思っていたが、彼の口から出た言葉は「このカレー、めちゃくちゃ旨い」という賛辞だった。意外。
子連れ向きかどうかは甚だ怪しいけれど、癒し系。
急いでいる人、時間が限られている人には向かないけれど、今日は何も予定が無いわと言う人にはお勧め。
そんなカフェ。
なごみ家。