海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*
21世紀の森公園でのバーベキューは予約制。
既に二日前に申請書を提出して予約を入れてある。
ビーチに面した公園の芝生をロープで区切って貸し出している。
時間は一日。
つまり予約した日はそのスペースを朝から晩まで使っても良いということ。
でもまあ、夕食のバーベキューのつもりでいたからマンションを出るのは3時過ぎでいいだろう。
洗濯したシャツが海の見えるベランダではためいている。
何だか本当にいい天気だな。
明後日来るはずの台風5号はどうしているだろう。
パパは肉に塩胡椒。
私はマンゴーを切る。
マンゴーと言ってもミニマンゴー。つまり大きくなる前に完熟してしまった半端物。
道の駅や直売所ではこういうのを袋に詰めて少し安く売っている。
箱入りの贈答用と違って、黒い斑点があったり痛みかけているものも混じっている。
まともなマンゴーは高すぎて買えないので、自分たち用にはこんな風なマンゴーを買っておいた。
あと、子どもたちには評判の良くなかったパッションフルーツも全部持っていこう。
私たちがバーベキューの準備に勤しんでいる間、子どもたちは絵はがきを書いていた。
上から、慶佐次共同売店で勝った観賞用ミニパイン、カットしたミニマンゴー、午後の名護湾
「郵便局はどこかな」とパパ。
「別に葉書に貼る切手なら、ポストの近くの店でどこでも手に入るよ」
切手や葉書は郵便局に行かないと手に入らないと思っている人が多い。でも実際はポスト近くのコンビニなどでも売っているから、休日でも夜中でも店さえ開いていれば買えるのだ。
「ポストがどこにあるか知ってる?」
このマンションから一番近いポストは国道に出たところのコンビニ前。こないだ私が靴下を買いに行った帰りに切手を買って、子どもたちの最初の絵はがきを投函してきた。
でもあそこは歩けば近いけど、車だと反対車線になるから面倒だ。
「もう一ヶ所見かけたことがある。このマンションのある通りを真っ直ぐ行って、左手」